Tida-Tiger

好きなものだけ好きなだけ。

デスノート THE MUSICAL 全体感想

各曲・シーンごとに好きなところを上げていくだけとも言う。

ネタバレあり! 個人の主観です! 村井氏のことばっか!! ヨロシク!!

 

ACT1

M00 オーバーチュア

一番最初。40秒のカウントダウン。
リアルに40秒数えるのは多分ここだけかな? デスノートに名前を書かれた人間の寿命が感じ取れて好きです。

暗い中、出てくる生徒達のシルエット。甲斐くんは大きいので出てきたのが即わかるのですが、村井さんは他の生徒達とそこまで変わらない雰囲気なので、普通の、死に追われる側の人間としての存在を感じました。

 

M01 正義はどこに

好き~~~~~~!!!
「でも……」と異論を口にする村井月くんの雰囲気が好き。

なんでも、こういうのに異論を挟むということは、いろいろ考えてるんだろうと言う感じでお芝居をしていたとき、「老人みたい」と栗山さんに言われたらしく?

初日からしばらくの間は、割とTwitterのくそリプバトルに割って入る真面目系みたいな、フットワークの軽さと真面目さを感じるお芝居になっていたように思います。

2/6頃からは、もう少し正義感が強めな感じ? 普通の中にも、一本正義の芯が通っているように感じました。

 

生徒達が笑ったりなんだりするのを受けて、「正義感もあって、ちょっと浮いたところもあり、他の人に笑われる存在。それを見返すためにも、デスノートにすがっている」という解釈の月くんとして見ている方もいたようです。

結構解釈別れる感じだったのかな。

私自身は、生徒達から、月くんへの個人攻撃ではなく、世の中に対する正義や真面目さへの諦観を感じてました。真面目にやったって、馬鹿にされるだけじゃん、っていう。
あとコリちゃん演じるスポーティ女子生徒からの熱い月くんへの視線もあったので、月くんは月くんなりに教室にも居場所を持っていたと思ってます。

 

M02 哀れな人間

死神~ずよかったな…。
横田リュークもパク・ヘナ・レム・ママもキャラが良かったです。
声も顔もいい…


M03 できるものなら

ここの月くん可愛すぎでは?
なんか「冗談だよw」みたいな素振りなんだけど、実はちょっと期待してて…みたいなのほんと可愛い。普通の男の子って感じで…

えっ、31歳なんですかあの人!
嘘でしょ!!
あんなに可愛い高校生なのに…??????

(今知ったかのような謎ムーブ)

あとM12のできるものなら、通称刑事達の歌とメロディがおんなじなのがさあ…!!!

刑事達は、これから起こること、人の命の重さをしっかり知った上で、自分の行く道を選べたのに、月くんはほんの少しの好奇心で、一線を越えてしまったんだよなあと。
悲しい、かわいそう。

M3-4の間のところ。
月くんが一度ノートを地面に投げ捨てる時、普段は平らに落ちるのですが、一度たまたま開かれた形で落ちまして。
犯人死亡のニュースを聞いて、慌ててノート拾う時に、その開かれたところに目を落として、自分が書いた名前と、画面の中の犯人を見比べるような芝居をしてたのが、めっっっっっっちゃ好きでした。

 

M04 デスノート

先行して、歌唱MVが出ていたところ。

www.youtube.com

芝居の中で歌ったら、また歌いこなすのが難しくてメロディが変わったり、感情が入ったりで大分変わるだろうなーと思っていました。とりあえずMVでは音を上げたけど、本番ではわからないよ、という話も聞いてたかな。

実際には、メロディの難易度があがり(音をあげるところが増えた)、そこに芝居と感情が入って……

なんで難易度あがってるの…? そっちの方が歌いやすいの??? なに? 

好き…

そして芝居の動きと感情の表出がまた良くて…

舞台版も50000000回聞きたかった。

 

ここも初日から2/4までは、そのうっかりで踏み込んだ世界に振り回されないように、必死に「自分は正義なんだ」と言い聞かせている感じが強かったのですが。

2/6からは、自分から湧き出る正義の心も垣間見える感じがして、すごい…すごい、夜神月だぁ…となりました。

原作の月くんのイメージ…

歌い方も(ブリリアとの兼ね合いも探りつつ)いろいろ試している感じでした。個人的に「笑顔」が柔らかい歌い方になった時と、「悪を」の悪を嫌悪するように濁らせる時が好きでした。

 

2階最前センターは視線置き場で、特にこのシーンの「痛みも越えよう」あたりも表情がしっかり見えたので最高でした。


M05 キラ

リュークと出会って話してるところ。
可愛いです。

リュークにびっくりして尻餅つくのも好きだった~。

東京楽近くで、リュークが登場時に倒れてしまい、尻餅をつき損ねて。でも自然な動きで、次の芝居につなげられるようにポジションを調節してて可愛かったです。

 

あとリュークの歌や動きにいちいち反応してるのが可愛くてさあ…
「おい!」って突っ込んだり、どやっとしつつ頷いたり。

リュークに吹き飛ばされるときの、きりもみみたいな回転が、軸が細くて回転が速くて、やば…好き…ってなりました。

やたらに地味に身体能力高い推し殿好きだぞ。


M06 恋する覚悟

ミサミサ~~~~~!!!!

はーっめっちゃ可愛い!つよいかわいい!!天気の子の凪くんさん好きだったんですけど、それとはまた違う陽菜お姉ちゃんみたいな強さとしなやかさと可愛さがありました。

今だから言うんですけど、なんで吉柳ミサミサは黒髪だったんですかね…?
金髪も可愛かったと思うんだけどなあ。原作オタク的には金髪の方がしっくりきます。
黒髪にするなら重めのパッツンが良かった(ゴス感的に)

 

それはともかくとして可愛かったな…

初日は割と強さの中にある少年っぽさが強い気がしたのですが、だんだんと、可愛い・だから強い、みたいな女の子らしい強さが出てきてキュンキュンとしました。

死神を二人も魅了した魔性の少女だからな…!

歌もめーっちゃ上手い! パフォーマンスも上手くて眼福…推せる…!
一緒に踊ってるリュークが、階段上からバックダンサーちゃん達を釣っているのが可愛かったです。


M07 私のヒーロー

さゆさゆ~~~~~~!!!!!

妹可愛すぎでは~? 純粋に月くんを兄として慕っているのが感じられて、それだけにラストの重さに繋がっているのが…

可愛いが詰まっていて良かった。
ミサミサとのユニゾン?部分も可愛かった。お互いの立場から月/キラを慕っている様子…

 

じっと聞いていた月くんが、終盤に、さゆの方に目をやって、そちら側に行こうとするのですが。
それをリュークが、肩を抱き留めるようにして止めて、耳元に囁くんですよね。
基本的にオフマイクだったのですが、初日だけ(前の席だったからか?)聞こえました。
「お前はもう、人殺しなんだよ」
他の日も、大体それに準じることを言ってたかな。唇の動き的に。

この、元の関係に戻れない、帰れない感じが切なくてつらかったです。


M08 ゲームの始まり

月くんのリンド・エル・テイラーへの反応とかが可愛い。割と調子乗ってるところがホント好きです。

颯くんのLはほんっっっっと可愛いしかっこいい! 初日は硬めのところもあったけど、だんだんと自分なりのLを自由に演じ始めて可愛かったです。

あと歌がうまいなあ…歌がうまい上に演技が上手くなっていってるのすこです。


M09 一線を越えるな

パパが出てくる前までのリュークとのやりとりすこすぎる。

リュ「地雷踏んじゃった?」
月「うん」

のところが、

月「うん」
リュ「うんだって、かーわいい!」

から、

月「あ゛ん??」
リュ「こっわ!!!!」

というふうに、月くんのガラがだんだんと悪くなっていくのがじわじわ面白かったです。

あと個人的に
月「地獄に突き落としてやる!(机に八つ当たり)」
リュ「地獄に突き落としてやる、どーんww(突き落とす素振り) ははは!」
(月、バチバチにキレている)
というやりとりの日がノリが良くて好きでした。

 

リュークがリンゴを求めてはけていく時。リンボーダンスのサンバの曲が流れていて面白かった…ちなみに清水公演では、木魚っぽい音になってました。なんで??

 

そして「一線を越えるな」

曲が~いいんだよな~~!! パパの声よい~それと重なる月くんの低めから高めに行く声もよい~

あとこう、照明で二人を繋ぐ線が描かれているのがエモいですよね。一線を越えて、別の正義を持つものとしてまた並び立つ姿よ…。

柿澤くんの「一線を越えるな」は、なんとなく、改めて決意する、変容する感じがあったのですが、村井さんのは「わかってる」のイメージが強い感じがしました。自分の胸の奥から湧き上がってくる信念が、じんわりと身体を満たしていくような。


M10 秘密と嘘

可愛い山もり。

2/6頃から、顔回りに手を置くようになって、すんごい…すごいイケメンだった…
あと原作の月くんも顔に手をやりがちなので、原作の月くんだ~~!!ってなりました。(多分、思考してるシーンが多く、顔アップが多い為、変化や表情をつけるために、手を顔と同じコマに入る位置に置いてる?)

Lがうごうごしてるのが可愛いんだよな~!

口に含んでいた棒付き飴を落としてしまった時とか、足の指で芝居するのに切り替えていて、Lだぁ…ってなりました。
あと「お前だー」の「あ」の音の伸ばしから、飴を落とさないようにぱくんってすぐに口を閉じるのも可愛かった。

 

月くんのパソコンは、思わずオペラで覗き込みました。なんか表でした。

 

リュークに「残りの寿命の半分だ!」って言われたときの、ずあ……って月くんの空気感が変わるところが好きでした。
死にたくないんだな…

月くんにとっての死は、自分から悪人に与えられるものなのかなと。
だから、自分が寿命の半分だけとはいえ費やすというのは、リュークやLに言われているような自分も悪側の人間であるというのを肯定するように感じられたのかも。

初日~2/4迄は「自分は正義だ(だから、人を殺したことは正しいことだ)」って自分に言い聞かせていたイメージだったので、この辺も結構痛々しい印象でした。


M11 デスノート リプライズ

ここさー、ここ、あの、私、フードをかぶっている人が大好きで。村井さんだと殺意の衝動の羽水くんが最高に大好きなんですけど。

ここの月くんもほんと好き……!!!!!!

物語とかではなくて、ただの萌の話をしてしまった。
いやでも、大好きな見た目で、すごい芝居されると、相乗効果でだいしゅき…ってなるじゃないですか…。

 

まずリュークの鼻先にデスノートをぴらってやるの好きですね。可愛いね。

そしてFBIに接触するところね。ささやき声ありがとうございます。

FBIの背中に寄り添っての、デスノートリプライズのファルセット? 細くて高くて美しいです。

そこからの!!!!
絶叫!
哄笑!!
絶好調!!!!(????)

ここで初めて、明確な「悪」ではなく、自分の「敵対者」を手にかけたってところがね…その、もう一線を越えてしまった芝居が最高すぎて。

少し泣きそうな表情も、決意からの狂気も、全部好きでした。
スッと無表情に変わって、駆けていく姿も全部。


M12 できるものなら リプライズ

刑事達の歌~~~~!!
ここ好きですねえ…人らしい人達の歌…熱狂する人々の「キラ」というコーラスが迫ってくるように入るのが、恐ろしくも悲しく。
茂木さん…


M13 正義はどこに リプライズ

ここもさ~~~~好き(フードをかぶるから)(判定基準)

いや、このLとキラの正義がばちばちにぶつかるところとかほんと好きだし。

あと何回も言ってるけど「間違いない」で民衆達をぐるりと見る村井氏の月くんの芝居好きすぎるんだよな!!!!!
受けの芝居、というよりは、全体の動きや感情を織り込んで創りあげた存在、なのが好き。それでいてリアルタイム性を損なわないところも。

「我こそ」「キラこそ」「正義」って歌がわかれたのも聞きやすいし、勢力図が見える感じで良かったな~!

あと終盤、ミサミサが「デスノート…?」って言って、民衆がキラコールをしているときに、デスノートに顔を隠したまま唇を引き上げるのも大好きでした。


ACT2

M14 エンタラクト/M15 正義はどこに リプライズ2

面白い。
あの片側結んでる制服姿の女の子は、何かの隠喩だったりするのかな?って毎回思う。
ミサミサのこの辺も可愛い。


M16 残酷な夢

パクヘナレムママ~~~!!! 好き…可愛い…

ミサに惹かれつつも、相手の気持ちを一番に思いやり、それを憐れむが故に、自分の思いを優先できないところほんと好きです…。そういうのを全部ひっくるめて、ママ・聖母と言っちゃう。献身、無私、自己犠牲があまりにも美しすぎて。

それを表す歌声の深みも半端ないんだよな~!!

それだけの愛を受けつつも、自分の愛に一身を捧げるミサミサも本当に可愛いんだよな…報われない愛だからこその熱さと真っ直ぐさ、ある意味レムと同じ。

吉柳ミサミサの愛らしい芯の強さと、歌声の良さが、レムと対になってほんと美しかった。


M17 死のゲーム

ここ可愛い…

学長?に呼ばれたときに袖で「はい!」って言ってた颯L可愛かった。

マイクテストの人はいろいろ試していて面白かった…じわじわ面白いので笑うタイミングが見つけられないまま公演が終わってしまいましたが、好きでした。

月とLの対立構造が、お互いを意識することによって明確になるのすごい良いですよね…ここは「ヤツの中に」に並んで、盆の使い方がかっこいいのも好みです。

奥で歌うミサミサも、真摯でかわいい…

「あがれ!」って叫ぶように歌うところも好きでした。中央でひらり、ひらりとマントを翻して踊るリュークもかっこいいんだあ。

それにしても推し殿、歌うまない???上手すぎない??? すきです。


M18 秘密のメッセージ

かわいい~~~~~!!

「恋する覚悟」よりも、もっと「もしかしたらこの恋が叶うかも!」みたいなときめきの弾みがあって好きです。

横になって静かに聞いてるレムと、楽しそうに「はちこうで! はちこう!」って口を動かしてるリュークも可愛くて…

このシーンで、村井月はリュークにリンゴをあげますが、甲斐月はあげないまま終わるのが、対照的でした。
これは多分演出として差異をつけてる…?
(他の場面も、甲斐月の方がリュークに対して素っ気ない)


M19 揺るがぬ真実

個人的にここはLの突っ込み居直りソングだと思ってる(?)
いや…死神って何だよってなるよね…

ここもLの心情や足の指が堪能できて好きです。


M20 残酷な夢 リプライズ

渋谷のスクランブル交差点で出会うミサミサと月~可愛い~~

月くんの、ミサに眼以外の価値を見いだしていない様子が好きすぎる…声が弾んだの「眼を持ってるんだ…」だけじゃん…ミサミサに急に近づいてドキドキさせたり、名前を聞いたら一瞥だけで去って行くのもほんと…悪い男だよ…

それだけにミサミサが脚をだんってして「死ぬほど頑張ったんだよ!」って叫ぶ姿の痛々しさが際立っていました。

その後のレムとリュークのやりとりがさあ…

レム…レム…ミサを思うが故に与えたそれが、彼女を幸せにはしなかったの辛すぎる…


M21 名誉にかけて

パパソング。
気持ちよすぎてなあ…そして月くんの行いやその心中を思うと泣けてなあ…
自分についてきてくれた部下を、自分の息子が殺したかもしれない、なんて、思うだけで辛いのに事実で…


M22 ヤツの中へ

突然テニミュ
唯一テニミュ経験者である村井氏が、SEの監修した、みたいな話が好きすぎてやばかった。

もちろん演出さんや、各々の部署の人たちを尊重しながら、自分だからわかること、こうかなって思うことをきちんと伝えていけるところ、好きだぞ…
相手と自分の意見を同等に大切に出来るの、かっこいいぞ…

母と一緒に観劇した時、ここのキレが良すぎて「テニスの出てたの?」って聞いてきたのはちょっと笑いました。隠しきれない経験。いや隠してはいないが。

Lが検索しても自分の経歴は出てきませんよ~って時に、テニスラケットで顔を隠している回があってめちゃめちゃ可愛かったです。

リュークがネットをやってるの好き。

ここは歌詞もめっちゃ上がる~~!! 萌えです。CPについては明言しません。

甲斐くんの月くんには週刊少年マガジンみを感じているのですが、颯Lも甲斐月だと割と熱い感じがあり、ここは特に燃えました。

 

シーン替わり前の「見たはずだ…」の村井月の顔がすっこ。
最期の時に「勝利を確信したお前の顔が見たかった」的なことを月くんが言うのですが、このときの月くんの顔もそうだよな…となります。
ここで勝利を確信してたのにひっくり返されたから、恨んでたのかもな…

あと東京楽では、颯Lがピースしながら下手袖側に移動していて可愛かったです。東京楽はなんか楽しそうだった。


M23 命の価値

ミサミサ、たましいのうた。
衣装が可愛くて好き~~~歌がいい~~~~!!

「命の価値はどれだけ愛したかで決まるのよ」っていう歌詞は、デスノートの裏テーマなんだろうなと思っています。愛せなかった月くんと、愛したミサミサ、そしてレムのの対比が美しいです。


M24 愚かな愛

宗教画~~~~~~~!!!!!

ミサミサの脚にすがるレム美しすぎるし、あんな体勢なのに劇場になみなみと響く慈愛の歌がすさまじいです。

この直前の「デスノートを捨てたら恋は叶わない。繋がりも消える(でも、愛した人の為になる)」っていう感じの台詞、それ全部レム自身も悩んで、でも決意したんだよなーってのが切なくてたまらないです。

報われない愛を一身に捧げる二人の姿がたまらない…。


M25 揺るがぬ真実 リプライズ

ナレーションの村井月の声、好き。低めなのもいいなあ~~。
ここの颯Lのテンション高いというか、決着をつけるぞ!って勢いのある感じがかっこよくて良いですね。


M26 最期の時

ここ、ここさあ……好き…

「お前は死ぬ僕の勝ちだ」からの高く高く上がっていってからの笑いがたまらん~~!!

颯Lの歌声と相まって最期に交わす一戦の高揚とひりひり感がよきです。

月くんに頭に銃を突きつけられたときに、颯Lの瞳が濡れて揺れてるのがすごい人間っぽさを感じてやばかった…Lにも悔しさとかいろいろ感情があるんだな…っていう。
原作のLの最期は、割とあっけない(月の悪い顔との対比だと思いますが)表情なので、演劇ならではだなと思いました。

勝利した月くんのはしゃぎ方がかーわーいーいー。
割と村井月はリュークが好きな感じがあるので…余計…


M27 デスノート リプライズ2

そこからのリュークの「飽きちゃったなあ」がぞっとするほど冷たくてヒエってしました。

「死にたくない……僕には…」と死を目前にしてあらがいながら歌う村井月くんが好き。

 

村井氏の眼って、普通にしてるとキャッチライトしづらくて。奥二重気味なのか、眉の骨が前に出てるのか。その為、普通にしてると「眼が死んでる」と言われがちなんですよね。

でも黒目が小さいのと、顎をあげると綺麗にハイライトが入るのがあって、舞台上だとすごい表情豊かで魅力的なんです。

だから、顔を上げてるときは本当に活き活きとしているのに、死ぬ時に、ゆっっっくりと顔を伏せていくと、ライトが入らなくなったところで本当にスッと死んでしまうんですよ…「あっ、今死んだんだ…」ってなるくらい綺麗に眼から光が消えて。

それがねー、それが、すごい、好きでした。

死ぬところも大好きだぞ村井氏。

この後のリュークの独白も、むなしくて、悲しくて、すっき…


M28 レクイエム

死を悼む歌。
さゆちゃんの泣く様子にもらい泣きしてしまった…月くんもひとりの男の子だったんだよなあ…
家族のいるひとりの男の子だったんだ…

ひとごろしになっちゃったし、死んでしまったけれど…

 

 

ここまでで一応8,000字あります。1日で書きました。

でももっと書きたい素敵なところがたくさんあるし、それをもっともっと観ていたかった…!!

大阪・博多の地方公演が、残念ながら中止となってしまいましたが、デスミュは本当に大好きな作品です。
初演・再演も大好きでしたが、この新生カンパニーも本当に素敵な舞台を創り上げていました。
機会がありましたら、何かの形で映像・音源を残していただけたら、あるいは同じメンバーで再演していただけたら、嬉しいな。