Tida-Tiger

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最果てリストランテ 感想

最果てリストランテ初日、おめでとうございます~!!

フォト?シネマ??朗読劇???そして映画化??と首をひねりひねり行きましたが、結構なかなか面白かったです!

明日また推しのイベントがあるので、ざっくりとですが感想を書いておきます。

 

舞台美術

舞台後方にスクリーンがあり、物語の余白を補うように写真が映し出される。大体食べ物の写真。あとはキャラクターの追憶など。

舞台中央にはテーブルと、2脚の椅子、かすみ草の装花。レストランの様子。

スタンドマイクは4本。

舞台上手・下手それぞれに待機場所としてテーブル1台と椅子2脚。テーブルの上には水2本と小さなろうそくみたいなライト。下手側の村井さんの椅子の横には、小道具置き場の小机がもう1台ありました。

照明がじんわりと凝っていて印象的でした。

 

全体感想

最期の時、三途の川を渡る前に訪れることの出来るレストランを舞台とした、オムニバス作品。

各々の過去が存外重く、でもしっかりとその中で生きている人々の様子が描かれていて、笑ったり泣いたりして、心のデトックスが出来るような物語でした。

あらすじを読んだ時によぎったのは萩尾望都先生のあぶな坂HOTEL

でもキャラクターバランスや、人生と食事を巡る物語であるところなどが全然違うので、最果てレストランはそのものの面白みがありました。

フォトシネマ朗読劇という形で、写真でイメージが補完されるのも面白かったです。

また、今回俳優・声優・韓国アーティストなど、さまざまなジャンルからキャストさんを呼んでいるのですが、声や芝居でのアプローチや、日本語と韓国語の使い方など、各々の得意なところ、表現の仕方をしっかりと生かした演出をしているのが、好感が持てました。

 

ここから中身のネタバレが多量に含まれます。(上の方は、公式が出しているあらすじ程度なので)

お気を付けてくださいませ。

 

物語の構成

最期の時、三途の川を渡る前に訪れることの出来るレストランを舞台とした、オムニバス作品。

ハン役のキャストはハンのみを、その他3人のキャストがそれぞれ3、4役演じて、5話分の物語を創り上げます。

1話:野村兄弟/二人きりでホームレスもしながら生きてきた兄弟。非合法な方法で金を稼いでいた兄が先に死に、弟が後に続く。

2話:孤独な宮田/人に心を開けない宮田。彼の心を開いたのは、一杯のラーメンだった…。

3話:マスダミウラ/幼馴染みの二人は、お笑い芸人を志すが夢かなわず。三浦の結婚を機にラストライブを行うことになるが…。

4話:赤井と隼人バックパッカー同士意気投合した二人。しかし隼人の告白を機に、関係が変化していく。

5話:沖田とハン/記憶が無いまま様々な人々をもてなしてきたハン。その元に、一人の男性が現れて…。

って感じです。

全体的に泣かせるのですが、ダラダラやらずにポンポン話が進むので、飽きませんでした。

 

キャスト別感想

相変わらず推しは一番下です。

テジュさん/ハン・ソンギュ

レストランで客をもてなすハンさん。優しい。可愛い。健気。割とちゃっかりもの。

流ちょうだけど、どこか暖かみのある日本語で喋るのが良かったです。なんか、母国語以外を喋ると声が変わる人って結構いるみたいなんですけど…途中のシーンで韓国語を喋る時はちょっとセクシーになるのに、日本語だとふんわかしてるのが可愛かった。

自分の記憶が無いこととかはあんまり気にしていない感じ。そういうもんかな~みたいな。相手の名前とか、食べたいものがわかるのも気にしていない。ラストのボクは特別じゃないから代わりぐらいいるさ(大意)みたいな台詞がピッタリくる。

 

古谷大和さん/野村(弟)・増田・隼人

弟キャラや、関西弁のお笑い芸人(ツッコミ)、真面目だけど芸術的なゲイと、色んな役をされていて凄かった。

個人的に野村(弟)が堀江さんの野村(兄)のキャラともマッチして好きだったなあ。歌声もしっかりしていてなかなか。ただ台詞用のマイクそのまま?だったのか、結構スピーカーからガンガン聞こえてきたのはビビった(でもこれ本人関係ない)。

漫才シーンがキツかったという話をされていたけれど、なんだかんだノリノリで面白そうでした。毎回結構笑った…。

 

堀江瞬さん/野村(兄)・宮田・三浦・赤井

声優さんだ!!!!!!となりました。声がいい。そして声での芝居が上手い。

堀江さんの宮田と、村井さんのラーメン屋の大将との会話は、それぞれがそれぞれの芝居の仕方をしていて……。堀江さんはラーメンをすすったり、涙ながらに食べる様子の演技を、こちらがその声を耳にしただけで情景が浮かぶほどになさっていて。村井さんははちまきを巻いて、ラーメンを出したりする様子を手振りや表情を交えつつ、観客の空気を読みながら芝居をしていて。正しく異種格闘技戦だ~!と感動しました。

野村(兄)と赤井さんは…どちらもいい人なんですけど、多分堀江さんが解釈したキャラクターがほんのりサイコパスで…ちょっと怖い…。

野村(兄)は弟さえいれば良いし、自分がどれだけ汚れようと弟には綺麗でいて欲しい、自分の手の中で美しい歌を囀っていて欲しいみたいなのが見えるし、赤井さんもゲイの隼人も自分の奥さんも本当に平等に愛してたんだな…と感じられるのが怖くて。後述するアフタートークでの会話もジワジワきました。

他の人が演じたらどうなるんだろうなぁ。

 

村井良大さん/警察官・ラーメン屋の大将・沖田聡

はじめ、サブキャラの兼ね役が続いていたので(こ、これで映画W主演ってどうすんだ…?!!)と思っていたら、最後の最後に沖田さんというどんでん返しが来てホッとしました。

しかし警察官嫌い!!!!!!!横柄!偉そう!!って久しぶりに推しのキャラで嫌いな奴を見て、やっぱこの人演技上手いな~~警察官嫌いだけどな~!となりました。(99才~であかんぼうが浮気したのは、行為としてはNGだけど、ほら…ばぶちゃんの頃から見てるから…怒れない……)

ラーメン屋の大将は一転して良い奴だったな~! 微妙に無神経な快活さがあるんですけど、ある意味そこが宮田の救いになってる部分があって。兄貴風吹かせつつも、心身共に健康で若々しい感じがあって好きでした。

沖田さんは、パンフレットのキャスト表には28才と書いてあるんですが、多分それはハンと一緒にレストランを出した年齢かつ、ハンが倒れた年齢かな? 沖田さんが三途の川のほとりのレストランに来たのは、その30年後なので、劇中では58才前後だと思われます。だから、口角が垂れてきた老年に差し掛かった感じの喋り方をしていた…と勝手に思ってます。

そういう細かいところ好きだ~~!!

あと芝居もなんですが、なんとこの作品、基本的に役者がハケない。上に書いた、上手/下手のテーブルと椅子に座って、出番まで待っている。照明が当たらないそこで、小さなライトに下から照らし出された村井さんの横顔が美しくて!!私は何故双眼鏡を持って来なかった???となりました。あと細かいポーズもいちいち好きでした。

 

アフタートーク

行って初めて知ったアフタートークイベント。

割と記憶が飛んでいるので、マチソワそれぞれざくざくと…って思ったけど、質問紙に答えていた内容が、マチネとソワレどっちがどれだかわからないので、そのあたりは雑に下の方にまとめます。

マチネ

・MC役をジャンケンで決めよう!と袖で言っていたらしい古谷氏。流れで村井氏にMC役を任せる。

ソワレ

・断固としてMC役をジャンケンで決めようとする村井氏。袖で別の話をしていたと古谷氏に言われるも、強行。テジュ君一抜け、堀江氏二抜け。村井氏vs古谷氏→村井氏敗北。結局MC役に。初めから決まっていたかのように、さらりとMC役としての挨拶をこなす村井氏。「無駄な時間を過ごしてしまった」

今後のMC役はどうなるんですかね。

その他わちゃわちゃ答えてたこと。

・思い出すと笑顔になる思い出?

堀江氏:小学生の頃に描いていた漫画。女の子が首をちょん切る話。

村井氏:自分も漫画描いてた。オジサンがキックボードに乗って爆走する。車の下とかくぐる(※BTTFみある)

テジュくん:PS4 モンハンやってる

 

・一生に一度はやりたいこと

村井氏:スカイダイビング(※すでに1回やってる 村井良大スタイルブックよろしくね) 堀「世界変わるって聞きますけど」 村「変わってないですね~!」

 

・生まれ変わったら何になりたい?

村井氏:鳥。自由に空を飛びたい。

古谷氏:同じ事を言って、「鳥がそんな気楽に飛んでると思うのか!!めっちゃ羽ばたいてるんだぞ!」って友達に突っ込まれた事がある。*1

堀江氏:やっぱり人間がいい。意志のない生物はちょっと…。 村「どんな生物にも意志はあるんじゃないですかね…?!」

そのあと、動物に意志があるのかないのか、遺伝子レベルで規定された行動にしばられるのかという話をしばらくする。 村「蟻も働いてるのは30%で、あと70%は働いてないらしいですよ」*2 でも働かないというのも遺伝子に決められた素質なのでは?みたいな話もほんの少しだけしていた。

 

・後悔していることは?

堀江氏:青春してなかったこと。机で小説を読んだり、詩集を書いたりしていた。 古「詩?! ポエム?!!」

村井氏:中学1年生の時に好きな女の子に告白をしたがフラれた。その当時、クレーンゲームが得意だったので、大きな袋一杯にプライズ(ぬいぐるみやコスメ)を詰めて持って行っていたので、その女の子に渡した。「粗品です、みたいな」

古谷氏:やる後悔より、やらなかった後悔の方が重いよね。村「それ俺がさっき言ったやつ」

 

メモ:村井氏が割と堀江氏のことを瞬君と呼んでいたのが可愛かった。あと古谷氏に対してズバズバ突っ込んでいく。テジュ君は可愛い枠に入ったらしく、可愛いカワイイ言っていた。

 

そんな感じで。

ある意味99才の系譜を継いだ、とても良い作品に出会えて嬉しいです。異種格闘技戦も面白いし!

千秋楽はどうなるのか、というか映画はどんなになるのか、本当に楽しみです!

*1:村井氏がなりたいの鷹とかだったと思うし、あいつらは上昇気流を掴めばそんなに羽ばたかないぞと思いながら聞いていた

*2:なんとなく気になって調べてみたら、割合が逆だった…