来て、見て、書いた。

自ら足を運び目にしたものを書く方向性。

フランケンシュタイン 大楽感想

ミュージカル「フランケンシュタイン」大千秋楽、おめでとうございます!

制作発表から、ずっとワクワクしていたこの作品。実際に見たら、どハマりしてしまい、当初の予定である、あきかず・かきこに組に加えて、大楽のかきかず組まで見てしまいました。
壮大な楽曲に、悲壮な物語、ひりつくような感情の発露、どれをとっても大好きな作品となりました。
11月の稽古開始から、大楽まで、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 

大楽のかきかず組の感想と、これまで見て来た中で自分が感じたものを、ぱらぱらと書き殴って行こうと思います。
あくまでも、これは私個人の感想です。また、何度も見たからわかる、という訳でもありません。正直な話、何度も見ると、脳にそれ専用の回路ができてしまうというか……行間に自分の妄想をなみなみ満たして補完してしまい、「わかったような気になる」という状態に陥りがちです。

何が言いたいかというと、好きすぎて、自分の妄想と実際の作品を切り離せないくらい色々入れ込んでいるので、多少アレな感想です!!!!!という話です。

 

ちなみに、何故こんな関係ない日に記事を更新しているのかというと、本日!なくしていたiPad mini用のキーボードであるwekeyを!!発見したからです!!!

Wekey Poket買ってみたよ(3/29追記) - 来て、見て、書いた。

フラン感想記事の元は、大落直後に書き始めていたのですが、2月末にキーボードをなくした勢いで、それを書いていたことすら忘れていました。本日見つけて、何か書こう……と思って文章アプリを開き、書きかけのこれを発見した次第です。

ちなみに家の中にちゃんとありました。ホント薄すぎて、本の合間に挟まっただけでなくす。

 


大楽感想

推しもいないのに、発作的にチケットを取ってしまったフランケン大楽。東京終盤頃は、まだ大楽はS席も多少残っていたし、A席も前から2列目などがあった*1のですが、Twitterで見かけた、地方公演でフランケンに惚れたっぽい方は、チケットの確保に苦労されていたようなので、公演が始まり、実際に見た方が増えていくにつれて、じわじわと熱が高まっていった作品だったのかなあと思いました。公式Twitterも適度な距離感とネタ振りが心地よく、写真やキャスト間のやりとりもとても充実していて、素晴らしかったです。くまおいしい。

ほぼ1ヶ月ぶりに見たカッキーさん。素晴らしかった。全身から、ビクターの繊細さ、意思を細く鋭く貫く様子がうかがえました。カッキービクターは、なんか、切ないんですよ! 和樹さんが度々「支えたくなるビクター」って言う通り、本当に大切にしてあげたくなる。そしてそれを「支えよう」って思ってる和樹さんがいると、余計にそう見えてくる。傷つきやすい少年ビクターと、母のごとき包容力を持った年上の青年アンリの物語として感じられる。

和樹さんも素晴らしく……特に歌声が! 愛知県芸術劇場っておっそろしく広いんですけど、声が遠く遠く伸びて、こちらまで届いてくるように感じられました。濱めぐ様のエレンソロも、歌唱力と姉として弟を慈しむ心が、こちらも包み込んでくださるのですが和樹さんの声、そしてアンリとしてビクターを思う心がこちらの心も揺さぶりました。

「偉大なる~」の直前、ビクターがアンリの首を持つシーン。前に見たかきこに組の時は、そっと首に顔を寄せていたのですが、今回は何処か縋るように抱きしめ、それでいてあやすようにぽんぽん、ぽんぽん、と優しく触れていて、本当に切なかったです。かきこにはサロメのようだったんですけど、かきかずは母を亡くした幼子のようでした。

そして第2幕。

かきジャックを見ないうちに、韓国版の設定とか、他の方の感想とか、あとあきジャックを見て、色々感じることがあったのですが……やっぱりかきジャックはエロいなあと。感じた末にそれかという感じですが。

なんだろう。猥雑さの中に未成熟な脆さみたいなのが若干あって*2、それがかず怪物のいとけなく愛らしい感じと合わさると、大変セクシャルかつ、これ見て良いの?ヤバいものでは?感があって……。

こに怪物も幼げなんですけど、こう、美少女(12歳)で、少しものが(自分が何をされているか)わかるようになって来た感じ。かず怪物は幼女(5歳)、わからないまま翻弄される。性別は概念的な物です。かきジャックは16歳くらいの印象、欲望に駆られるまま。あきジャックは22歳かなあ、色々わかってるけど、歳とっても変わらない人。ああ…あきこにも絶対丁々発止感あって面白かったろうなあ。(その組だけ見れていない)

あと何故アンリと怪物以外も一人二役なのか、というのに、韓国版の演出家さんが、「闘技場でのシーンは怪物の悪夢。悪夢には、見知った人の顔が現れる」…的なことを言った*3というお話を聞いて、「恋した男と同じ顔の別人に蹂躙されるとか最高かよ~……」ってなりました。勝手に抱いていた自分設定でも、顔は同じがいいな!!と思っていたのですが、一応(韓国版では)公式と知って、大変ときめきました。その辺、各組での感情の動き方を妄想するとゾクゾクしますね。

他の方々も本当に良くて……濱めぐ様のエヴァちゃんマジかっわいい……カトリーヌのソロの壮絶さ、悲壮さがほんと好きでした。ルンゲとイゴールもいい…カツカレー食べたくなる。

 

そんなこんなで。大好きな作品となりました。
出来ることならCD化、望めるのならDVD、欲を言えば再演を!!お願いしたい気持ちでいっぱいです。

 

あ。フランケン大楽用に買った双眼鏡。すごい役に立ちました。

双眼鏡を買ってみた - 来て、見て、書いた。

フランケンも決して(照明的な意味で)明るい作品ではないのですが、陰影は損なわずに表情や動きはしっかりと見えました。4階席だったのですが、全身とちょっと周囲が見えるくらいの大きさで写って、程よく状況が把握出来る感じでした。
そこそこでも、いい双眼鏡ってやっぱ違いますね……今後も大切に使っていきたいと思います。

*1:前楽でありあっきー千秋楽である公演はあまりなかった

*2:時計仕掛けのオレンジを参考に…というのをファンミで話していたそうですが、そんな感じ、確かにある

*3:多分ニュアンスちょっと違う