ってわけで行ってきました。
既に各社さんで詳細が出てるので、ちゃんと知りたい人はそちらでー。
ミュージカル「フランケンシュタイン」初演感想まとめ
フランケンシュタイン(柿澤×小西組) 感想 - Tida-Tiger
フランケンシュタイン(中川×加藤組) 感想 - Tida-Tiger
フランケンシュタイン 大楽感想 - Tida-Tiger(※柿澤×加藤組)
怪物に内在する『アンリ』についての考察 - Tida-Tiger
大好きか??????
だいすきです……。
途中の記事で、色々足りない部分あるよね~、とか言ってるのはまあそれとして。
作品として好きなんじゃぁ~~。
ファン感謝祭 招待状
本日、都内にてファン感謝祭が開催されました。
先日の参加者募集後、抽選で当たった人にのみ入場用のハガキが郵送されたのですが。
その印刷面。
KUMA
裏面がクマオンリー。
「お前、当然知ってんだろ?????」という公式からの挑戦状です。
新規顧客獲得の広報ではなく、既に知っている!作品を愛した!!ファン!!!の為のハガキ。
ちなみに初演時のハガキはポスタービジュアルでした。他の作品も大体ビジュアルか題字です。クマだけとか普通じゃない。
それだけに、ファン感謝祭なのだよ!!!!!という圧を強く感じました。
でもだいたいこういうイベント、公式がファンに感謝するより、ファンが公式に感謝しがち。(した。)
はじまり
東宝の方より諸注意のアナウンス。
アナウンスの終わり間際に、控え室の方からドッ!!と笑い声が上がって、「……?!」と見ていた東宝の方が可愛かった。ここで一回、「初演を見たことある人~」と呼びかけられ、ほぼ全員が手を上げていました。
呼び込まれて入ってきたのは、ビクター・ジャック組の中川さんと柿澤さん。
続いてアンリ・怪物組の加藤さんと小西さん。
そして、演出の板垣さんと、この作品のプロデューサーさんであり、今回のイベントの司会進行を務める篠崎さん。
椅子の並び順は向かって左から、篠崎さん、加藤さん、中川さん、柿澤さん、小西さん、板垣さん。
始まって早々に、「初演を三回(以上)見た人~」と呼びかけられ、そこそこのファンが手を上げました。
そこから五回、十回と回数が増えていくも、手を上げる人がゼロになることはなかったです。
一度も観たことがない方は数人。
でもそういった、作品を観たことがない方々も、応募時のアンケート結果によると、ライブなどで楽曲を聴き、作品自体に強い興味を抱かれた方達が多かったと、プロデューサーさんから話がありました。
本編
※だいたいふんわり
※言い回し違うと思う
※前の方の後頭部でほぼほぼ壇上が見えていないため、声で聞き分けています
※雰囲気で読んで
2016年の製作発表について
当時めちゃめちゃ緊張していた中川君と柿澤君。
中川君「偉大なる生命の……何? まだこの曲のタイトル覚えられない!」
※偉大なる生命創造の歴史が始まる
中川君「ピアノは白かった」
突然述懐する加藤さん「二人で一つのiPadを見ていて可愛かった」
(なんかニュアンスが、可愛いではなくて、てぇてぇ~って感じで喋ってたんだけど、実際どういう言い回ししてたか忘れた)
でも柿澤君は、中川君が緊張していると思っていなかったそう。
柿澤君「ここで切ろうね、って二人で言ったのよりもずっと長いロングトーンを披露して…俺どうしようかと思った…」
ってしわしわしながら喋る柿澤君が可愛かった。
柿澤君はアキレス腱断絶からの復帰戦で、この製作発表ではまだ完全に治癒していなかったので、色々と気負う部分があったようです。
ここで急にアンリ組に話が振られる。
アンリ達は歌ってなかったよね!!と指摘する中川君。
でも、この時、森雪之丞先生に先行して偉大なる~の訳詞を書いていただいていたらしく、他の曲は日本語の詩がなかったようです。
小西君「でもアンリは舞台上が大変なんですよ」「鎖も冷たいし、虐待も受けるし」
と、まうまう(?)怒る小西君。なんか怒ってても可愛いし格好良かったな…
あと小西君が喋る間に「文句言うの?」「文句言ったw」って相づち?うってたの誰だったんだろう。加藤さんのような気もするけど。あと「鎖冷たかったの??」って聞いてた誰かも可愛かった。柿澤君だろうか。
組によって違うという話
演出面も絡む方の組毎に違うという話。
板垣さんが演出をつける中で、Wキャストの組毎に、立ち位置などを変えよう、ということになったそう。
濱田さん達に確認したところ、快くOKしてもらえた。
舞台照明班にも確認したところ、キャストを見て「こいつら、明かりの下に出られない奴らだから大丈夫!」と答えられたという。どうやら元々、立ち位置からズレて立つメンツが揃っていたらしい。
見てる側である私は、最終的にスポットライトが当たっている姿しか見ていないので知らなかったけれど、そういうのもあるんだな…照明の皆さんにもホント感謝だなあ…と思いました(感想)
メインキャストが一人二役をやるという話
中川君と柿澤君の辺りはナタリーさんとかの記事を読んで貰えれば。
加藤さんは、二役とは言え同じ身体で、心についても完全に別とは言えないというような話をしてたかな。
あと小西君は、ビジュアル的にも格好いいけれど、やはりどこか、生まれた時に人から恐れられたような怪物としての怖さをしっかり出していこうと考えて、そういう所は楽だった?というような話をしていました。
板垣さんも、アンリと怪物の関係性は明らかにはなってない。記憶についても、ポケットの中にあった日記を読んで「これ自分だったのかな?」と思い込んだだけかも知れないというお話をしていました。
昨日の自分と今日の自分をどうやって一続きの自己であると認識するか。記憶を頼りにするのか。でもアンリと怪物はそれが断絶されている。(つまりは通時態的な自己同一性の話なんですけれど)
そして中川君あたりに「今、学会みたいな話してた」というまとめられ方をしていました。
板垣さんのお話
脚本は韓国の初演と再演のいいとこ取り。また、アンリがビクターに自分の身体を差し出すところは、板垣さんによる加筆だそうです。
初演の時に、本国のフランケンシュタインをよく見ている韓国の記者さんが取材に来て下さった。その時、記者さんが「韓国のより短くしていますよね? でもどこをカットしているんですか?」と問いかけてきたそう。
「実際には長くなっているんだけど(笑) 体感時間を短く出来たっていうのは、とても嬉しかったです」
と笑う板垣さんが可愛かったです。
アンリとビクターの関係性
加藤さん「アッキーのビクターはともに歩んでいきたいと思う。カッキーのビクターは支えたい」
中川君「支えられてぇ~~~~!!」
ラストの挨拶(とても長い)でも「和樹の胸に飛び込みt……胸を借りたい」と言っていて、和樹マンにめちゃ母性(?)を感じているのを感じました。
小西君「カッキーのビクターは『俺のために死んでくれ』みたいな圧があるし、それをやりとげたくなる」「怪物になった後は憎い。ジャックからの虐待も凄いし」「大切なところを顔にくっつけてくる(加藤さんと「あれはね~~」とうなずき合う)」
かきこにの小西君はめちゃめちゃ愛憎入り交じったアンリ&怪物ですね…当時萌え死んだのを思い出しました。
ライブの話とか
中川君は韓国の野外ライブに招待されて、「偉大なる~」を歌唱した。その時の話。
「(言葉はわからないので雰囲気で察したのだけど)指揮者の女性の方が指揮に苦心していて、これだけ凄い曲をやったんだなあと」
「イントロの部分で『うぉおおおおお!』って観客がなってビックリした」(加藤さん「野外だからもあるけどね。反応は普段もとても良い」)
またその流れで、「偉大なる~」の需要が凄い高いという話をする中川君。
中川君「カッキーもライブで歌う?」
柿澤君「歌わないよ!?(大変すぎるから)」
みたいな会話をしているのが可愛かった。
他、細かいこと
ルンゲのメニュー。日本のご飯は辞めてと言ったのに聞いてくれなかった鈴木壮麻さん。板垣さん「カツ丼とか言ってた」
柿澤君のジャックの、とある台詞がセンシティブ(意訳)過ぎて、クレーム(偉いところから?)が付いたことがあった。柿澤君が楽屋でお風呂に入っている時に板垣さんがそれを告げに来た。
でも板垣さんは「まあそのままにして、もう一回言われたら考えよう」と言って帰って行った。
篠崎氏曰く。柿澤君は稽古場で沢山試すタイプ。中川君は丁寧に作っていって、最後にわっと盛ってくるタイプ。
クマカレー
クマカレー。
クマ オイシイがトレンドになったため、急遽劇場で取り扱うようになったクマカレー。
篠崎さん「amazonでも売ってるやつを、わざわざ取り寄せて劇場で売ったんですよ」
加藤さん「完売もしてましたよね?」
篠崎さん「しました。なのでまた入荷しました」
板垣さんが「この台詞は韓国版にもあって、翻訳されたままの台詞をそのまま使っています」と説明すると、加藤さんが「クマ マシソヨと書いてあったんですか?」「言ってたかなあ…?(加藤さんは本場を観劇している)」と話に乗ってきていました。
この流れでキャスト皆さんにクマカレーのご試食が配られる。
「ヒルトンのお皿に盛られたクマカレー」「シェフが盛ってはいます(多分)」
「この肉クマ?」「クマじゃなかったら何肉? クマカレーじゃないよ」「俺のカレー、肉が少ない」「結構硬い感じ。ジビエだ」
「缶に熊出没注意って書いてありますね」「出没したら食べられちゃうから(クマの方が注意しないと)」
「(カレー缶プレゼントが告知され)クマ肉苦手な人は辞退して下さいね!」「クマ肉食べたことある人いる??」「肉はそんなに入ってないから大丈夫だよ」
みたいにわちゃわちゃ喋りまくってて可愛かった…多分肉が少なかったのは小西君。
露崎春女さん
その後、一旦全員はけてから今回新メンバーの露崎春女さんが登場。
素晴らしいお声を披露して下さいました。
今回初めてこれだけの人数の人前で歌ったらしい???
それでこのメンバー、この物語、楽曲に飛び込むというのは、なかなか難易度が高いかと思いますが、きっと良いお姉ちゃんを見せてくださるだろうと思わせてくれました。
最後 告知に絡めて
皆の挨拶を大体忘れました。中川君がすごい喋っていたことだけ覚えています。
「今回の公演でも、ビクターとジャックを二人で分けて演じる回があります!」という告知をする中川君に、あるんだ?!と返す柿澤君。
そして柿澤君は「あれ凄い楽だったー!!」と言っていました。めちゃめちゃ楽だったらしい。良い笑顔だった。
それを受けて「俺たちもアンリと怪物で分ける?」「でも顔が変わっちゃうからなあ」とおしゃべりする加藤さんと小西君。かわいいかよ。
そんなこんなで楽しく終わったファン感謝祭。
ファンの皆さまの熱量も高く…期待値もあがりまくって……
チケットが取れるといいなと思いました!!!!!!!