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来て、見て、書いた。

自ら足を運び目にしたものを書く方向性。

イゼン、私はアンドロイドでした。

劇団平成商品 第9回公演『イゼン、私はアンドロイドでした。』

第7回公演『彼女の、利巧な自殺未遂』から一つ置いて、お久しぶりの観劇。友人の三浦タマさんが出演されているので、足を運びました。バスに一本乗り損ねたこともあり、開演直後に入場。その節は大変失礼いたしました…。
あっという間の1時間45分でした。
あらすじは以下の通り。
遠い未来、日本人はアンドロイドロボットと暮らすようになっていた。
売れなくなった本屋で働く青年は、同じく本屋で働く女性に恋をしていた。青年の恋は叶わず、愛玩用のアンドロイドロボットを購入し、擬似恋愛の世界へと足を踏み入れようとしたとき、そのアンドロイドロボットは、人間の血を飲まないと動かない不良品だと知る。
近未来SFなのですが、愛憎入り混じる展開に、ドキドキしながら見入ってしまいました。心を持たないアンドロイドも、勝手気まま、心のままに愛したり壊したり、飢えのままに食らったり。血を飲まないと〜とある通り、多少のグロテスク表現もありますが、それがむしろ、生々しさにもつながっていて、良かったです。
セットの使い方も面白かった。基本は、三つの窓がある本屋なのですが、その窓が別の人の家になったり、漫画のコマのように見せたり、並行して別のシーンを描いたりしていました。
あとチャット(LINEというよりはチャットルームっぽい)を交わす場面では、音楽に乗せて役者さんがリズムを刻みながら、せわしなくクリックやフリックをしていて、映像的な電脳空間を思わせました。これは退屈せずに見れるので良かったです。曲の選択は全体的にしっくりきていて、あまり引っかかる事がなかった感じ。
ラストシーンは、全キャスト出動しての喧騒、からの雪、沈黙という感じなので、RENTのクリスマスベルズの「雪が降り出した♪」を彷彿とさせました。勢いが良く、最後まで引きつけてくれたので、楽しく見終わる事ができました。









ここから下は、ネタバレを交えた感想。




SF設定は割とふわっとしているように感じました。アンドロイドの基本の設定がちょっとわかりづらい感じです。割と設定を人に寄せている? 本が廃れて…というのも、読まないのか、電子書籍に移行してるのかがちょっとピンとこなかったです。不思議とレトロフューチャー感がある…。個人的に好きなのは、サクラとタケの交流と、ミドの最後。ミドは、上手奥の窓でアヤノとやりとりしてたのが、多分彼が主人と別れた時の状況と重なってるのかなぁと…。
色々と考えて、楽しませていただいて、最終的に、自分で自分の作品書きたい…となりました。だいたいそこに行き着く。