Tida-Tiger

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2012年 村井良大ファンミーティング

こちらは、2012年7月1日に開催された、村井良大さん初のファンミーティングに関する記録です。同年にまとめ、旧ブログで公開していた内容を元に、文章を修正、リンクや写真などを挿入し直した物です。
おおよその情報以外は、極個人的な感想がメインとなっております。

 

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村井良大さんのファンミーティングはバスツアータイプでした。
名古屋と新宿に集合し、会場である山梨にある甲府富士屋ホテルへバスで移動。
私は乗り物酔いがある為、現地集合タイプで申し込みました。その為、バス内で上映されたVTRについては、詳細を知りません。


【会場】
披露宴用のホール(昇仙閣)に、10人程度座れる円卓が50個近く並べられ、圧巻の一言でした。
着飾ったお嬢さん方が、わくわくしながら思い思いにお喋りに興じている姿も、これから起こる楽しいことを予感させていました。


【テーブルには…】
ウェルカムカードには、村井さん直筆で、参加者の名前が書かれていました。
500余名の名前を手ずから書いて下さったと聞き、震え上がりました。同じ卓にいた方と、ウェルカムカードを交換して、文字を観察させていただいたりしました。普段書かない文字や、画数やパーツが多い文字は硬く、大などなじみのある文字はやや緩く、村井さんを感じられて、とても面白かったです。

ウェルカムカードの中には、村井さんのお写真と、「やっと会えましたね」という手書きのメッセージがプリントされていました。その言葉にも、期待が高まります。

他にも、小さい携帯クリーナー(シールタイプ)が置いてあったのですが……拭く面に、村井さんの顔がプリントされてるので、多分使わないと思います。(2015年現在も未使用)


【開催!】
ファンの方が会場に入りきるまでしばらく待機した後、ファンミ開催!
はじめの挨拶で「この度は村井良大の結婚式へお越しいただき…」と自力で出落ちをする村井さん。

その後、シナリオだけでなく、絵コンテもちゃんと描いて撮ったという、イベント開催までのメイキングを収録したDVDが上映されました。

どんな催しをすれば皆が喜んでくれるかと、必死に頭を捻る村井さん。パスタサラダの食事を取った後、疲れた脳に紙パックのカフェオレで糖分補給しながら、ワイルドに袖を切ったジーンズベストのスギちゃん村井さんの披露や、みんなで全力坂などを立案・棄却していきます。

スギちゃんをする自分を思い浮かべる村井さん…イメージ映像として実際にスギちゃんスタイルになった映像も挿入されて、客席から歓声があがります。しかし村井さんは、「ダメでしょ、それ何も生まれないから!」「出落ちじゃん!」とダメ出し。みんなで全力坂にもダメだし。その後、マネージャーさんに、「じゃあひとりで全力坂は?」と無茶振りされる。いつもの黒地に黄ストライプのアディダスジャージで、坂を一人で駆け上るイメージ映像も流されましたが、やはり棄却。「会場に坂ないでしょ!」というツッコミが正論過ぎてツボにはまりました。

最終的にマネージャーさんが「好きなことやればいいんじゃない?」とぶん投げ。
村井さんも、じゃあそうします、と、好きなことをやることに。


【食事会、そしてツーショ待機】
上映後はそのまま食事会。メニューの内容はほぼ忘れました。エビチリがあったような気がします。
平行して、会場の前の方から、別室でツーショット撮影会が始まります。
司会さんの「別室で撮影」という言葉を聞いて、何故か「エロいですねー」という言葉を漏らす村井さん。皆さんがわずかにざわめいたのを感じました。
私は真ん中あたりの席だったので、富士屋ホテルさんの美味しいご飯に舌鼓を打ちつつ、ツーショのお時間を待ちます。
撮影の時間が近づいて来た頃、スタッフさんがやってきて、「お心とお顔のご準備をお願いいたします」と言って下さいました。
さすがスタッフさん…よくわかってらっしゃる。


【ツーショ撮りましょ】
何となく、顔をなおしてから、いざ撮影用の別室。
緊張しまくっている同じテーブルの仲間を励ましながら、自分もややパニックを起こしながら、撮影待機列に並びます。手前に置かれた姿見で洋服も直してから、撮影用に衝立で区切られた場所に入りました。

お誕生日おめでとうございます、と一礼しながら入ると、目を合わせてきちんと、ありがとうございます、と答えてくださり、この時点で既に感無量。
立ったままの村井さんの隣に立ち、ピースでツーショット撮影。
ポラロイドの写真を受け取って出る際に、ありがとうございました、と頭を下げると、やはり丁寧に答えて下さいました。

撮影時のポーズは、なんとなく変えていたらしく、私のはダブルピースでしたが、他の方はシングルだったり、手の甲を見せた裏ピースだったり、あとサムズアップもあったそうです。

表情も一定ではなく、微妙にばらつきがあって、周りの方と見せ合うのがとても楽しかったです。


【歓談】
会場に戻って、もりもりご飯を食べ……とはいかず。
皆で自分のツーショ写真を見せあい、やれこの村井さんはかっこいいだの、こちらは慈愛に満ちているだの、散々好き放題騒いでおりました。
他の卓でも、手を重ね合わせて気合を入れなおしていたりと、やはり皆様、村井さんとの接近遭遇にテンションが上がっていたご様子。

ある程度落ち着いてから卓に着き、ご飯を食べ始めましたが、それこそ村井さんにお会い出来て、もうお腹いっぱい胸いっぱい!という状態でしたので、あまり食べられませんでした。


【ツーショ終了】
ツーショ撮影を終えて、会場に戻ってくる村井さん。
スタッフさんに混ざって、あんまりにも普通に入ってくるものだから、入り口手前の卓の方々が反応し損ねてました。
なんであんなに普通なのだろう……でも妙な気負いのない、温和でニュートラルな感じが、とても村井さんらしいなぁと思いました。
村井さんの存在に気付いた方から、まばらに拍手が始まり、次第に全体へと広がっていきました。


【ビデオレター】
プライズで、俳優仲間からのビデオレター上映。
まずはじめに、同じ事務所の加藤真央さんと、平野良さんからのメッセージ。

加藤さんは……多分…普通にいい事を言っていた…すみません、その後の良さんのメッセージで大体記憶が飛びました。

平野さんからは、24は1日の時間の長さだったりと、生物学的にも意味がある数字だから、良大も頑張れ。28歳で待ってる。といったような内容。村井さんも意味がわからなさ過ぎて、なんともいえない反応をされていました。彼が口にした、「何も考えないで喋ってるでしょ!」というつっ込みは会場の総意でしょう。
28歳のくだりでは「年は追いつけないから!」とつっ込みを入れたりしていました。

続いて井上正大さんからのメッセージ。
プレゼントも何も用意してなくて…とは言いつつも、とても心のこもった、親しみのあるメッセージでした。
昔はおじさんというあだ名で呼ばれていた村井さんも、ラパティの頃には大御所と呼ばれるようになり…良大も成長したんだなと、感慨深げな井上さん。
ラストに、
「そろそろ引っ越したいから、俺の部屋においてある良大の布団を持って帰ってくれ」
という私信が入りました。
村井さん曰く、DCDの時に井上さんのお宅に泊まることが多かったので、バイクの後ろにくくりつけて、持っていったとのこと。
あと、今度ラ・パティスリーでケーキの監修をされていたパティシエさんのお店に行こう! と言っていたということも話していました。

続いて風魔で共演した川久保拓司さん。
この方も丁寧なメッセージで、とてもあたたかい気持ちになりました。
村井さんも、カワイクなくちゃいけないリユウをを見に来てくれてたんですよー、と嬉しそうに言っていました。
カワイクの最後のグレッグの表情に、男なのにきゅんときちゃったよ、とおっしゃってたのは川久保さんかな。

そして戦国鍋からは山本匠馬さんと山崎樹範さん。
村井さんはこれからもっともっと売れるから、俺ついていこうと思うんだよね、と言う山崎さんに、つっ込みを入れる山本君。
テンポのいいコントに村井さんも思わず破顔。とても楽しそうでした。

ビデオメッセージが本当に嬉しかったようで、DVD貰えないかなと本気でつぶやいている村井さんが、可愛かったです。


【バースデイケーキ】
そしてケーキの登場。
24本のろうそくを一息に吹き消……せず、なかなか苦戦する村井さん。
壇上のライトが落ちても、煌々と輝き続けるロウソクに、こちらもちょっとハラハラしました。
しかしどうにか吹き消すことが出来、拍手。
ケーキには顔の絵が描いてあったそうですが、その時は舞台上にカメラがなかったため、見られず。

後日、そのケーキ写真が村井さんのブログに載せられていました。

写真をプリントするタイプかと思いきや、絶妙なバランスでチョコペンで手描きされていて、なかなか味のある作品となっておりました。


【バースデイソング】
ファンの皆でバースデーソングを贈ったのは、どのタイミングだったかな。
多分このあたりだと思います。
事前に何か相談をするわけでもなかったのに、比較的ハッピーバースディ ディア リョウタ!でハモっていて、綺麗でした。


【乾杯、そして、乾杯】
一旦壇上から乾杯の音頭をとってから、降りて個々の卓を回って再度乾杯。
皆、どうやって村井さんをお迎えしようかソワソワしきりでした。
こうしよう、と決めては他の卓が実行してるのを見てやめたり、あんまり尺をとってしまうのは迷惑かと、やきもきしたり…

私のいた卓は、最終的に、立ってお迎えすることに決めました。
初めて立った卓だったので、村井さんも「ここは立つんだ!」とビックリしてくれてとても嬉しかったです。
その後しばらく、スタンディングが流行っていたようでした。(村井さんも「立つのが流行ってるね」と言っていたそうです)

どの卓も、とにかく村井さんを全力で迎えようと、色々と趣向を凝らしていて…
バースデーソングを歌ったり、戦国鍋のAKR49の掛け声で乾杯したり、AKR49のダンスを踊ってみたり、はたまた「結婚式おめでとう!」と自力でネタ振りしてから突っ込みもいれたり、とにかく多種多様。

村井さんが、ファンの皆を楽しませようと努力したのと同じように、ファンの皆も、村井さんをお祝いしようと、精一杯頑張っていて、村井さんとそのファンの人柄のよさを、垣間見た気がしました。


【これまでの軌跡】
そして、過去作品の回想と裏話披露へ突入。
デビュー後初のファンミーティングと言うことで、デビューからの6年間を総ざらいしたのですが、これが本当に膨大でした。

このお話をしている間中、舞台から降りて、沢山の卓が並ぶ会場内をゆるゆると徘徊していました。
ご自分がどこを歩いているのか、あまりちゃんと認識していなかったらしく、ものすごくアトランダムに歩いてました。真っ直ぐ来るかな? と思いきや、他のテーブルの角で、突然左折したり。

お気に入りの通り道と言うか、馴染んだルートがあり、よく通っていたのですが、それが運よく私のいる卓のすぐそばを通る物だったので、何度も村井さんをそばで見ることが出来、とても眼福でした。

また、ファンのみんなの顔を覚えて帰るよ! と宣言していたせいか、やたらとファンの皆の顔をガン見していて…完全に目が合ってしまい、照れるを通り越してもはや無我の境地。悟り開けます。
本当ににらめっこ状態だった為、心が負けてしまい、笑い出してしまった方もいました。(そして村井さんが、俺、今、変顔してた?!と狼狽)

舞台上だけでなく、会場の側面にもかなりの数のスクリーンがかけられていて、そこに過去作品の写真や、村井さんの映像を映しだしてくれていたので、とても見やすかったです。
しかし機材の不調で、ほしい時に欲しい画像が出ず、村井さん自身もそれにあわせて、なんとなく話も行きつ戻りつしながら、やっていました。

以下が、過去作品の回想・裏話

荒くれKnight

映像作品でのデビュー作。
写真は二枚、作中のショットです。一枚目を見ながら、左から二番目にいるよーとか、眉毛細い! とか、なんで目をつぶってる写真つかっちゃったの? とか、色々お話しして下さいました。しかし、写真一枚目はなんとか誰が村井さんか分かったのですが、二枚目はロングショットすぎて、どれが誰かわからなかったです。

原作でも2コマしか出ていないやられ役で、台詞も2個程度。
この役に決まったよ、と原作漫画を見せてもらったら、そのキャラがものすごい顔をしているコマを見て…その顔の真似をしていたような気がします。

怪我をした仲間に駆け寄って「大丈夫か?!」と言ったりするものの、結局ボコられて終わるんですよー、…というような話をしていました。


風魔の小次郎

写真は1巻パッケージと、多分他にもありました。

役が決まるまで髪を切らないという自分ルールがあるそうで(カワイクなくちゃいけないリユウの、グレッグのヘアカットをした時も、そんなことを言ってました)、小次郎役が決まる前後は、人生で一番髪が長かった。
オーディションの時に表情を見てもらう為にも切りたかったけど、我慢。その時の写真を使った運転免許証は、今でも持っているとのこと。

木刀で戦うという設定にびっくりしたとも。
衣装が裸に学ランだったので、毎朝4時起きしてから200回腹筋運動をして、腹筋を鍛えたそう。起きてすぐ布団でしてました! と言ってました。

テレビ版のオープニングを撮った時は、まだロング・アクション用の模造木刀が出来ていなかったため、アップ用の完全に木で出来ている聖剣を使っていた。その為、重量感が半端ないらしいです。

アクション用の模造木刀も、舞台版をやっているうちに、芯として入っている鉄が曲がってきてしまい、本来とは逆方向に反ってしまったそうで。
それをカバーしようと、舞台の途中から、逆刃…ではないけど、刃を返して持っていたので、風林火山の文字が逆になっているとのこと。
DVD収録版もそうなっているかはわからないけど、逆になっていたら、そういう理由からだそうです。
ペダル舞台でのサドルの高さの説明の時のように、手首をうにうに曲げて、木刀の反りの説明しているのが可愛かったです。

この辺りで司会さんが村井さんを舞台に召喚。
なんと、「烈風の証」を生で歌ってくれました…!
私はそれを聞いて、何でか知らないけれど感極まってしまい、半分泣きかけていました。


《ミュージカル『テニスの王子様』》

MMV:ミュージカル・テニスの王子様|関連グッズ紹介

(※リンク先は氷帝A。村井さんが出演されていたのは氷帝Bですが、諸事情により絶版扱い)
写真は宍戸君のキャラショット。何故か同じ物を上下二枚並べたもので、村井さんもなんでやねんとツッコミを入れていました。

初めて受けたオーディションは、比嘉中のキャラクター(甲斐くん?)だったそうで、村井さん自身が似合わないよね~といったような事を言ってました。

次に受けたオーディションは、まさに氷帝の宍戸君。
あまり知らないキャラクターだったのだけど、オーディション用の原作のコピーを貰って見て、ものすごくかっこいいと思い、全力でかっこよく演じたところ、見事合格。その時とても嬉しかったそう。

ダブルスを組んでいた李くんは頑張り屋さん。すごくいい人で、仲もいい。メールなどもよくくれて、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震にも、大丈夫?と心配するメールをくれたそうです。

最近も(誕生日には関係なく)メールをくれたのだけど、何故か「今ご飯食べてる」という内容。そうかー、よかったなー、いっぱい食べなー、ふふふ。とニコニコしている村井さんが可愛かったです。

あと、舞台にいるときダブルスだけに隣り合って立つことが多かったのだけど、表情も変えずにつねってきたりして、ずるいな! 面白いな! と思ったとか。


仮面ライダー ディケイド》

写真はタイトルと、ライジングアルティメットクウガ/ディケイドとのツーショット2枚。
ライジングアルティメットクウガとのツーショは、これ存在しちゃいけない写真でしょ!と村井さん自身がつっこみ。確かにこれが流出したら…子どもが混乱しますね。クウガが二人いる?! と。
ディケイドとのツーショットは、中のスーツアクターさん(高岩成二さん?)をとにかく褒めていました。立ってるだけでかっこいいんですよー、ほらピースしててもかっこいいとか、すごいですよね! と。
自分に対する言及は、現場コート着てるんですよーぐらいでした。

DCDは、放映期間自体は一年なかったけど、他の映像作品とは違って長いスパンで撮るだけに、長く続く現場で、いい経験になった。

第一話放映の時は、大体ブレイド登場回(8~9話)あたりのを撮っていたのだけど、井上さんと一緒に河原でワンセグの電波を探して、リアルタイムに見て興奮したそう。
村井さんもクウガからの仮面ライダーファンだったこともあり、脚本を貰うたびに、井上さんと「こんな展開しちゃうんだ!」と盛り上がっていたそうです。

この辺りで、三歳の男の子からの質問。

Q.どうすれば仮面ライダーになれますか?
A.守りたい大切な人が出来ればなれるよ

と、ユウスケらしい回答。八代さんのことを思い出してときめきました。。

変身ポーズを! との声にこたえて、クウガだけでなくライジングアルティメットクウガのポーズも披露。
すごくかっこよかったです。

ライジングアルティメットクウガは、小野寺ユウスケ、自分だけのフォームだったので、なれたときには嬉しかった。
変身ポーズも、アクションをつけてくれる方が、「一号の動きも組み込もう!」とその場で作ってくれたものなので、そのとき、自分だけの物で、これもやはり嬉しかったそう。

その答えに、なんだかユウスケとしての感慨や、普通の仮面ライダーファンの男の子としての気持ちなどを垣間見ることができて、きゅんとしました。


アブラクサスの祭

アブラクサスの祭

写真はDVDのパッケージと、僧衣をまとったスネオヘアーさんとのピースツーショット。あと劇中のワンカットで、バイクを見ているもの。
スネオヘアーさんはお坊さんという役もあったけど、当人からもなんかこう、癒しのマイナスイオンが出ていたそう。

役柄的な山場である、父親の死と感情の吐露のシーンは、どういう風に気持ちを持っていけばいいかわからず、夜も眠れなかったそうです。
悩んで悩んで、怖い話をずーっと見ていたとか。
なんで怖い話だったのかは、当人にも謎だそうで。なんでですかねーとしきりに首をひねってました。
結局眠れないまま現場に行き、眠たい顔をしていたけれど、結果一発OK!
怖い話を見てよかったです、言っていました。


戦国鍋TV

写真は、DVDパッケージ、メイクテスト後、どんな感じになったのか見たくて自撮りした七本槍加藤嘉明(かーくん)。
かーくんは、眠そうというか、目を半ば伏せた状態でした。

鍋のダンス練習は基本短くて、その中でも特にAKR49は一日しか練習していなかったので、一番恐ろしかった。
あと七本槍の練習は、天井が低くてよく槍が引っかりそうになったとか。

姫路城でのパレードに、七本槍の衣装で参加した際は、まだ鍋の放映もはじまっていず、認知度がかなり低かった。あれはなんだ、という怪訝な目で見られてしまい、一応観衆に手をふりつつも、隣にいた氏家さんと「心が折れないようにがんばろう」と励まし合っていたそうです。
今やったらだいぶ違うんだろうけどなーとも言ってました。

前人未到の1日22本撮りの話もされていました。
天正遣欧少年使節と戦ハーフタイム等、1日でいっぱい撮りきったそうです。その最中は、全然眠くも疲れてもいなかったけれど、タクシーに乗った途端「くかー!」と寝てしまったとのこと。くかーと言う時のフリがすごい可愛かった。

堺衆の津田はお気に入りで、うるさい時?の素の村井さんに似ている。
ただしマネージャーは津田が嫌い。あと、天正のミゲルをやっている時も「ミゲルは好きだけど津田は嫌い」という手紙をもらったそうです。けれど、好かれる役もできるけど、嫌われる役もできるという、演技の振り幅があと言われたように感じられて、嬉しかったとも言ってました。

一番NGを出したのは信長と蘭丸の信長。
キャラクター的に合わない…引き出しにないキャラクターだったのと、基本的に、二人で喋っているから難しかったとか。
村井さんが信長と蘭丸を「のぶらん」と略すのが、妙に可愛かったです。

ミュージックトゥナイトでは、何人ものキャラをやっているから、戦国鍋TVまさかの1周年記念調子に乗ってCDまで出しちゃいますライブ(関内ホール/2011年5月11日)の時は慌ただしかった。
出番が終わったら手を振る間もなくすぐに袖に引っ込んで、次の衣装に着替えて…

信長の爪のマニキュアをやる時は、「誰だ!塗るって決めたのは! 俺だ!」となったそうです。
実際、爪を黒く塗ると決めたのは、ほかでもない村井さんだそうです。
マニキュアを塗って、しゅーっと速乾剤を吹いていたそう。実際に、村井さん自身が「しゅーってやるの」って言っていたのが、可愛かったです。
翌2013年の1月の武士ロックフェスティバルでは、ネイルシールになっていたので、多少手間が減ったのではないかと思います(しかしキャラクター数は更に増えたので、慌ただしさはよりいっそう激しいものになったでしょう)


《こころ》

こころ
写真は舞台チラシに使われている、タイトル入りの、美しい横顔の物。
あともう一枚は、佐藤貴史さんによって撮影されたもので、「私」役の衣装を着て、足袋を履いている(靴下を脱いでいる)ようなポーズのものでした。

これも勉強になった舞台だったとのこと。
奥さん役である久野さんという凄い方と共演できたのもそう。
劇の中、役をやる中でも、久野さん扮する奥さんの言う言葉に、村井さん演じる先生の青年期たる「私」は、心をつかれるような、はっとさせられるような感覚を覚えたとか。
話の中で、重要な台詞を言っていたから、というだけでなく、久野さん自身の演技にもはっとさせられたようでした。

個々の場面の練習をする前に、原作を村井さんが朗読していたのだけども、佐藤さんは船を漕いでいて、終わった後に、「寝そうだったよ!」と言われたとも言ってました。

円形劇場はこれで三回目だったけど、やっぱり怖いとは思わない、とも
口にしていました。
普通の舞台と違って、前が決まってないから、とも言ってたのですが、詳しいところは忘れました…。

こころという物語は内向的で、「私」がずっと悩んだりなんだりしているだけで、劇的な展開もない話なので、難しかった…そんなことも言っていました。

あと、ずっと下駄だったから足が痛かったとも言っていました。


《音楽劇 醒めながら見る夢》

音楽劇「醒めながら見る夢」

写真は、メインの写真と、帽子をかぶった悪魔さんと、オールバックの悪魔さん。あと、最終的に舞台で採用された、かつらを被った悪魔さん。
帽子をかぶった悪魔さんを指して、空条承太郎みたいですよね! と楽しげな村井さん。
でもこの帽子の下も、オールバックにしていたので、本採用にならなくてよかったと胸をなでおろしていました。

なんでも、髪の生え方の流れが前の方に向いているらしく、オールバックにするとものすごく辛いのだとか。
ディケイドの時の、モモタロスが憑依したユウスケも、オールバックに近い髪型だったのですが、井上さんや佐藤健君のように、素直でいい髪の毛じゃないから、やっぱり辛かったそうです。

練習する時など、楽屋に入ったらすぐに悪魔メイクになってしまうので、プロデューサーさんに「メイク落としたら誰かわからない」といったようなことを言われた、とも。

辻さんが残していく指示に、毎回古川くんと一緒に「どうしようどうしよう!」となっていたと言う村井さん。
独特な演出指示だけでなく、天使と悪魔であるという役柄の説明が、舞台上で一切されないことや、舞踏という表現方法をとっていたこともあり、試行錯誤、四苦八苦しながらやっていたとのこと。

不思議とこのカンパニーは仲がよく、堂珍さんには「堂ちゃん」と呼びかけるほど。
一応「年上なんだぞ」とは言われるものの、それを含めての仲の良さ。「堂ちゃん」の発音が「どっちゃん」という感じで、なんだか親しみが感じられました。

堂珍さんはカワイクを見に来てくれたけど、古川くんは来なかった、とちょっとふてくされて?いました。ただエリザで忙しいから仕方ないとも言っていたので、一応言いたかっただけかもしれません。


《舞台 弱虫ペダル(初演)》

写真は、初期のチラシに使用されていた、レーサージャージを着た坂道くんと、秋葉原に行くスタイル(カーキ色のパーカー)の坂道くんが写ってる物だったと思います。

キャラショット撮影時は、「撫で肩に写るよう頑張った」と言ってました。原作が凄い撫で肩なんで!と。

人生で一番疲れた芝居だった。マラソンをしているようなもの。自転車っていう題材は、舞台にしちゃいけない、とまで思ったそう。
初日が終わった後は、身体は疲れきっているわ、腰は痛いわで大変だったとか。
千秋楽まで無事に出来て、本当に良かったと言ってました。

シャトナーさんはカメラワーク演出やパワーマイム等、とにかくこだわりのある演出家さん。
でも面白ければオールオッケー、新しいものも即採用、というタイプ。田所・荒北スプリントバトルも、結局レースではなく、完全な喧嘩のマイムになっていた、と。

またアドリブなどに対しても柔軟で、「俺は愛知工業ミソコウジ。将来の夢、サッカー選手!」とかもどんどん取り込んでいったと(※ミソコウジはプロゴルファー志望です)

自分の曽倉哲夫も、「性別…女!」というのをやって…やったかな…やってないかな……? どっちだったか忘れました。と言っていました。
スベったりした記憶はすぐに忘れるんです、と言っていたのがすごく可愛かったです。

あと戦隊物で疲れているにも関わらず、稽古場に入ってきては、元気よく「やりましょう!」と言う馬場ちゃんは凄い、あの人は神さまだ、と言っていました。
すごく素朴な、でも綺麗な敬意に、私はこの言葉に、妙に感じ入ってしまいました。

あと、郷本さんもとても頼りにしていたようで。
ソウガ、ゲキジョー・ノート、弱虫ペダルと、これまでもそうだったように、一年に一回はやりたいね、と言っていたそう。芝居馬鹿二人で語り合っていたようです。


《ラ・パティスリー》

写真の展示もなく、進行上で、特別わけられていたわけではないのですが、ペダルからカワイクの合間だったので、少しずつ触れられていました。

ペダルが終わってカンパニー合流した時には、すでに他の人の芝居が完璧についてしまっていて、入っていくのがとても難しかったということ。
(後日のラ・パティスリーのイベントでは、演出家の方が、アンダー(代役)の方に演技指導をしっかりされていた事もあり、俺いらないじゃん…と思った、と言うことも話していました)

ペダルがワイショイした現場だっただけに、かなりギャップを感じたそうです。
ワイショイというのは、村井さん自身が口にしていた擬音でした。一般的に使われているのとは違う音で、ペダルの現場の賑やかで楽しい感じを表現していて、すごく可愛かったです。

カワイクのセリフ量に触れて。
でもセリフがある方が楽な時は楽、ラパティの吉野くんは、上記の理由に加えて、セリフそのものが少ないキャラクターだったので、無言の時の演技の付け方に苦労したと言ってました。


《カワイクなくちゃいけないリユウ》

カワイクなくちゃいけないリユウ

写真は、チラシのビジュアルと、楽屋で四人横に並んで撮ったもの。四人だけだったんですよねーと、感慨深げに眺めてました。

脚本を読んだ際、あまりのセリフ量に初めて吐き気を覚えたとか。
しかも、グレッグの台詞は似たような物が多かったので、かなりこんがらがったそうです。
僕等の図書室が終わった後も、滝口君と遊びに行ったりせず、ホテルに直帰。初日までに全てを頭に叩きこまんと奮闘したそうです。


やっぱり、台詞を全部覚えて、それでようやっとスタートラインに立てるということなので、と凛々しい言葉を口にしていました。
でも、初日の読み合わせの際、開始直後に台詞が吹っ飛んだそうです。

深作さんは、出会った中で一番良い演出家さん。役者の個性を生かした上で、役柄を乗せていくタイプ。
エリザべートなど、伝統的な作品は、役に役者を沿わせていくことが多いけれど、今回のカワイクはそれとはまた違った形で演出されていた。今度やる八犬伝も深作さん演出なので、とても楽しみだと言ってました。

グレッグは自分によく似ている、とも言っていました。
お姉ちゃんにもよく「お前は一言多いんだよ!」と言われていたそうです。

カワイクは割と、舞台上に戻ってファンの方々の質問に答える形で喋っていることが多かったです。


質疑応答
振り返りを終えて、舞台上に戻ってから、司会の方にお水のペットボトルをもらう村井さん。
しゃべり続けてよほど喉が渇いたのか、質問に答える合間合間にお水を飲んでいました。その様子が妙に可愛らしいので、ファンの中から笑い声が上がります。それを不思議に思ったのか、面白かったのか、途中から「みずをのむ」という演目をするような雰囲気で、水を飲んでました。ハムスターが給水器から真剣に水を飲んでる時みたいで可愛かったです。

そして質問コーナー。
Q.グレッグが食べていたのはなんですか?
A.スタッフさんが作ってくれたそれっぽい物。
クレープみたいに薄い生地に、ケチャップやソーセージを入れて、それらしい物を作っていたとか。
稽古中は何もないので、せんべいを食べてました。
ただ、口の中に物を入れると、格段に声量が落ちて、滑舌が悪くなる。その為、パワーバーとかも結構がっつり食べてるんですけど、口に入れたらすぐほっぺたの方に寄せて、台詞を言っていました。後でセリフの無い時に咀嚼していたそうです。

Q.グレッグの眼鏡は私物ですか
A.芝居上のもの。
普段使っている黒縁の浪人生みたいな眼鏡(前に村井さんが言っていた表現。私のダーリンの稽古時に、かけたままターンをした所、飛んで行ってしまい、破損。2015年現在は別のものになっています)に似ていますが、色はネイビーらしいです。
グレッグだけでなく、ステッフにも深作さんが眼鏡をかけてみようかーと言った際、村川さんが「深作さんはメガネフェチなんですか?」と言ったとのこと。
村川さんが、カワイクの前に出演した「僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.」でも、深作さんは村川さんに、勉強をするシーンで眼鏡をつけるよう言っていたそうです。

Q.グレッグが読んでいた本を教えて下さい
A.
・開演前:ニール・ラビュート/Reasons to be prettyの原書?
原作…なのか、台詞がいっぱい書いてあったらしい。
(カーリーとの喧嘩:エドガー・アラン・ポー/夜 今回の回答時には飛ばされていました)
・ケントに放り投げられた本:ナサニエル・ホーソーン/あざ
綺麗な人の顔にあざが出来て、そこから人生が狂い…といったような内容。多分、話の内容にあわせてあるんだと思います、とも言ってました。
・カーリーに尋問されるあたり:スウィフト/ガリバー旅行記
・最後、ステッフと意気投合する時:ワシントン・アーヴィング/リップ・ヴァン・ウィンクル
時間に取り残された男の話。
これもあざ同様、象徴的に使われているのでは、とのこと。 カーリー・ケント・ステッフは、それぞれ(良し悪し関係なく)自分の道を歩き始めているのに、グレッグだけはそのままでいる。
また、途中で挿入される秒針の音も、それを意識したものなんだろうとも言っていました。

Q.グレッグの最後の台詞「僕に聞かないで」はどんな気持ちで言っていましたか?
A.深作さんと、「あの台詞はFxxk!やSxxt!がないと駄目だよね」と言っていたそう。心のなかのものを吐き出すような、そんな気持ちですと言ってました。


続けて他の質問にも。


Q.今後やってみたいのは?
A.日本兵の役。髪の毛切りたい

Q.日常生活に、その時やっている役が残ったり影響したりしますか?
A.あまり。でも、一回役が残ったのか、性格が明るく変わったことがあったけど、どれだったかわからない。周りからも明るくなったと言われたけど…? 村井さん自身不思議そうでした。

Q.お忙しいようですが、お休みは取れてますか?
A.今絶賛休み中ですよ!と。 カワイクが終わってから、殺陣の練習などにも行ったりしているとか。

Q.山梨開催なのはなぜ?
A.日本の中心だから。あと富士山見えるかなーと思ったんですけど、あいにくの曇り模様で…

その他、答えきれなかった質問に対しては、ブログなどで答えて下さっています。


【今後の告知】
司会者さんに、「それでは今後のご予定などを…」と優しく迂遠に促されるも、「ああ、告知ですね!」と気遣いをクラッシュする村井さん。
そういうところも好きです。

とりあえず、今後(2012年7月以降、11月まで)の予定は、すうねるところ・僕等の図書室2・八犬伝

すうねるところは薬師丸さんの気合が半端無く、どんな取材にも応じずに、舞台にだけ専念すると宣言されているそう。
村井さんは、生半可な覚悟でかかると「殺されますね」と震え上がっていました。


【じゃんけんぽん】
その後、VTRで使われていたスギちゃんジーンズベストを賭けたじゃんけん大会。
村井さん当人は、「これ、ほんとうに欲しいですか?!」「原宿で700円ですよ…?」と怪訝そうですが、そこは皆ファンですから、総立ちして大会に参加。
勝ちだけが残れてアイコと負けは終了の形式。
じゃんけん3回目あたりで、500人近くを50人以下までがっつり減らしていました。
村井さん、じゃんけん滅茶苦茶強かったです。(その前のラパティイベント、2015年の俺旅イベント@名古屋でも、恐ろしい強さを見せていました)
私は4回戦目で負けまして、その後6回目位までやって、最後の二人がサシで勝負してたかな。
勝者に村井さんから贈呈。
ハンガーはホテルさんのものなので返してくださいね、と司会さんに回収されてるのがじわじわ来ました。
あれだけの人数がいたのに、一分そこそこで終了した脅威。


【お歌】
ここでなんと、生歌披露。
戦国鍋ミュージック・トゥナイトメドレーを歌ってくださいました。
曲は、天正七本槍・堺衆・BAKUFU・アワレン・のぶらんの順。
基本的にサビをつないでいく形でした。

ここまで喋り通しで疲れているでしょうに、振付まで再現してくれて…
アワレンのワンワンから、のぶらんの敦盛に行く前に、人差し指を唇に当てて「しー」とするのにクラクラしていたら、
敦盛では「みんなだけだおらん」とファンに向けて少し改変した歌詞で歌ってくださいました。


【おしまいに】
最後に、「やっと会えた」という気持ちがあって、といったようなお話をされて、色々ときめきすぎてとどめを刺された気分でした。


【と思わせて、】
でもそこで終わらない…
まさかのハイタッチお見送り…!!
ツーショ撮影と誕生日プレゼントを渡すのは別の時に、と聞いていて、いつやるんだろうなーと疑問に思っていたら、まさかの、最後の最後にハイタッチでした。

私の卓は一番最後(現地集合組だった為、バスの時刻がなく、比較的自由)だったので、なかなかかなり待たされましたが、それはつまり、ベルトコンベアー状態で、挨拶も出来ずにハイタッチして終わるということではないということ…
同じ卓の人とおしゃべりしつつ、トイレに行きつつ、緊張しながらのんびり待ちました。


【最後の最後にハイタッチ!!!】
そしてついに呼ばれ…ハイタッチ列に並びます。
何しゃべろう、何しゃべろうと考えて考えて、これしかない!と台詞を心に決めて、村井さんの前へ行きました。
「今日は襟物をお召なんですね!」
そう、言った瞬間、自分自身で後悔しました。
村井さん「?!」となっていました。

ファンミーティングの前に開催された、スタイルブックイベントにて。
質疑応答の時間があり、私は挙手をして、「グレッグのヘアスタイルになってからコーディネートは変わりましたか?」と聞きました。
その際、「襟物(襟のある、シャツやポロシャツなど)を着るようになりました」と答えてださったのが、とても可愛くて…それが頭に残ってて…

一応「はい、襟物です!」と答えてくれた気はしますが…!
その後自分で自分の失敗にパニックを起こしながら、おつかれさまでした、これプレゼントです! と押し付け、村井さんを当惑させつつ、ハイタッチ。いいてのひらでした。

でも最後に、こう言えてよかったです。
「またお会いしましょう」
この時期は、ほぼ毎週末に村井さんのイベントがあったこともありますが、それ以上に、彼の活躍が、今後もずっと長く続いていきますように、という願いを込めた言葉でした。


【まとめ】
今回のファンミーティングは、行く前はものすごく不安でした。
場所が甲府と遠方だったり、人数が500人まで膨れ上がったりしました。また、私自身、拡樹君のバースデーイベントが初めてのイベント参加だったので、ほとんど経験などない状態で、振る舞いもほとんど分からない状態だったのです。
しかし村井さん自身の優しさや、ファンの方々の人の良さに触れられて、しかもこんなに密度の高いお話を聞くことができて、本当に素晴らしい会でした。
また、機会がありましたら、ぜひとも参加したいと思います。


(追伸:いっぱいお友達が出来ました。2015年の今でも遊んでくれます。この日にみんなで食べたほうとうは、とても美味しかったです)