Tida-Tiger

好きなものだけ好きなだけ。

ファンレターを書くときのこだわり(寅太篇)

ふと思い立ったので、ファンレターを書くときの自分なりのこだわりについて書き出してみようと思います。今、村井さんが主演している作品の重要な物として手紙が出てくるからでもある。

ミュージカル『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』

面白いからよろしくね。大阪福岡名古屋公演もあるよ。

 

 

これまで書いたお手紙についての記事

※どれもちょっとずつ古い為、今現在とは微妙に違う部分があります。まあ人間だから変化するよね。あとデッドリンク多すぎて切ない…みんな元気にしてると良いな。

ファンレターの書き方(寅太篇) - Tida-Tiger

レタセについてや、文章の構成についてなど、全体に関して書いています。割とフラットな視点?

 

あの人に書く手紙の話。 - Tida-Tiger

自分が推し殿にだす手紙について、お題に沿って書いています。余談とかダメ出しについての自分の考えなどもまとめてあったり。

 

推手紙についての30の質問 - Tida-Tiger

お手紙についての30の質問というお題に答えさせていただきました。なんかちょっとテンションがおかしい。

 

あなたへの手紙と金曜日 - Tida-Tiger

出した手紙の全文を載せている記事。あと個人的なこだわりも少しだけ語っている。

 

オリジナル便箋・封筒、作ってみた。 - Tida-Tiger

一番気が狂っている記事(?) 推し専用箔押しレタセを作った話です。いまだに愛用している…また新しいのを発注します。

 

推しインク、作ってみた。@インクスタンド - Tida-Tiger

インクスタンドという、インクの調色が出来るお店で、推しイメージのインクを作ってきた話。また行きたいなあ。

 

ファンレターを書くときのこだわり

ここからは、見本画像を元に解説していきます。

書き方指南ってほど堅苦しくない、自分的に気にしているつもりのポイントについての話です。

 

ちなみにフォントは

「仕事メモ書き」フォント

紙などのテクスチャは

Paper-co | 紙のテクスチャー素材を無料でダウンロードできるサイト

です。

罫線は自前のオリジナルレターセットから流用。

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①書き出しは固定

しっかり書くなら、時候の挨拶などのほうが良いと思いますが、私は割とその辺はラフなので、普通に挨拶+自分の名前にしています。

固定すると覚えて貰いやすい?とかいう話もあるようです。固定して数年たちますが、覚えられているかどうかは不明。
私自身は、書き始めで悩まなくていい、という理由で固定しています。

名前自体は、封筒や結びの所にも書いているのですが、なんだろう…冒頭ではーい私です!!と宣言する感じですかね。

好きなのにすればいいと思います。

 

②出したタイミングを明確にする

その日中に読む方もいますが、後からまとめて読むタイプもいます。うちの推しは公演期間中は読まないと以前言っていました。

いずれにせよこの手紙がなんの時に出された物かは明確にした方がいいかなと思っています。話の前提がズレると、話って簡単に通じなくなるので。

あとついでに気をつけているのが

・正式名称で書く

タイトルなどは、とりあえず一回目は正式名称で書きます。二回目以降は相手にも分かる(本人が使っている)略称に切り替えることもあります。

 

③読みやすい改行を心がける

見本では行の端まで文字が行っていませんが、わざとです。

寅太自身は、

・端から端までみっちみちに書くよりは、ある程度の法則性を持って間を開ける(重要な名詞の周りを開ける、など)

・行頭下げはする
単語を改行しない

と言うのは気をつけています。

単語を改行しない、というのはたとえば

………………、 ***さんのあの時のお芝居は、最
高でした!!

みたいな感じのものです。

単語を途中で改行してしまうと、そこで分断される感じがするので、個人的に好きではないです。パソコンで打っている文章ではないので、そんなに改行場所にこだわらず、文字を少し罫線の外にこぼしたり、いっそ単語全体を次の行に繰り越した方がいいかなと思っています。

 

④数値・単語で書く

たとえば、自分が前回見に行ったときの感想について、「前回見たときは~」と書いたとします。
でも読んでる側は、書き手にとっての「前回」がいつかわからない。いつの話だろう?ってなってしまう。

それを回避するために、お互いにわかりやすく、主観的に意味が揺らいだりしない日付・イベント名などで書くようにしています。

寅太的に、「わかりやすさ」は「前提・知識を共有できる」が前段階としてあると思っているので、その辺りは特に、独りよがりにならず、お互いにわかりあえる形を目指しています。

 

⑤段落・話題ごとに空行を入れる

これは趣味が分かれると思う!

私は空行(何も書いてない行)を入れて、一つ一つの段落を分ける派です。段落ごとに違う話(文脈を汲んでいることはある)してることが多いので、そこを明確にしておきたいなと思っています。
長い話をしているときは、段落は別だけど空行を入れない……というパターンもあります。

なんというか……その辺は、<br>で区切るか、<p>で区切るかの違いみたいな感じです。

 

⑥名前を呼ぶ

単なる趣味。

あと自分はどうしても、「物語の解釈」に没頭してしまう癖があるので、あえて推しの名前を出し、その推し自身の芝居があったからこそ、ストーリーをこう考えたんだ、っていうのをしっかり伝えていきたいなと思っています。

 

⑦あくまでも「自分の解釈」だと伝える

主語をでかくしたくないし、自分の解釈が完全に正しいと思いたくない。推し自身にもそう受け取られたくない。
なので「私はこう考えたよ」っていうのを適宜入れるようにしています。

あと今回の例には書いていないのですが、自分語りにならない程度に「自分はこういう考えを持っているので、その価値観から見て、こういう風に解釈したよ」という風に伝えることもあります。

 

⑧サイズ:漢字>ひらがな

手書きの場合、ひらがなよりも漢字を大きくした方が読みやすい。らしい。一応実践しています。

あと今回はやっていないのですが、読みづらい・書きづらい漢字は、そもそも避けるようにした方が無難かな…とは思っています。字が汚いので…。

 

⑨ページをまたがない

これもかなり個人の趣味。

京極先生ファンなのと、自分自身ページをまたぐ文章って読みづらいな…と思っているので、基本的に一つの段落が次のページにこぼれないようにしています
たまにこぼれてしまうときも、③読みやすい改行を心がけるを意識して、単語の途中で改行・改ページしないようにしています。あるいはいっそ、「実は、」で改ページして、煽ってみたりすることもある。

現代文の授業の時、朗読させられて

「空を向いてかわるがわる山鳩の鳴……(ページをめくる)(前後の文章を確認する)……くまねをしたりしました」(宮沢賢治 グスコーブドリの伝記

 ってなったじゃないですか。

その手間を推しにかけさせたくないので、ページをまたぐ文章・単語は書かないようにしています。

 

⑩ページ数を書く

多いときはね!!!!!!!!!!

⑨のように、ページをまたがないようにしているだけあって、バラバラになると順序が分からなくなりそうだなと思って、枚数が増えたときは書いています。書くときは1ページ、2ページ…とかではなくて、何枚中の何枚目かわかるようにします。

でも最近は、4枚くらいなら大丈夫やろ…と思って書いてないです。

 

番外:封筒

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封筒の裏に、こんな感じで年月日+舞台名など+名前を書いています。
いつ、何の時に、誰が、が一目で分かるようにしているわけです。

これはうちの推しが舞台期間中は読まないと言っている&私が入った公演ごとに出しているというのが合わさった為でもあります。書いてなかったら、どれがどれだかわからなくなるからね…。

 

これは個人の感想です。

ルールとかじゃないねんなー。

単に、こうすると良いかも知れないなーと思ってやってますってだけの話です。まあなんか一つの参考になったら幸い。