Tida-Tiger

好きなものだけ好きなだけ。

映画『真田十勇士』 完成披露試写会 感想

映画『真田十勇士

こちらの完成披露試写会に行って参りました!

今年はNHK大河ドラマも『真田丸』であり、真田イヤーと言うにふさわしい年。そこに、2012年の初演も大盛況に終わった真田十勇士が、舞台・映画・小説で帰ってくるという、超弩級の展開。しかも映画と舞台はほぼ同時公開ですからね。当然機運も高まるという物。

舞台もメチャクチャ楽しみです!!!初演は好きすぎて、立ち見で行く回数を増やしました。もちろん椅子席も好きなんですが、青山劇場の二階席の最奥で立って見ていると、遮る物もないし、全体が見えるしで、作品にどっぷり浸かれて、わくわくどきどきして良かったのです。カーテンコールで、きらきらの輪っかに座って、宙に吊られた勘九郎さんが、「立ち見の子もありがとうね~」と言ってくださったのも、いい思い出です。

話戻って。完成披露試写会。公式さんのレポツイと、そちらをまとめたTogetterに、お写真もたんと載ってます。

当日は、17時から40分頃まで、新宿でのプレス向けレッド・カーペットイベント。天気を見て、16時半に決行の可否を決めるようでしたが、本当に幸運なことに、新宿に晴れ間が見え、キャストの皆さんが、レッド・カーペットを歩き、見事なイベントになったようです。基本的に囲いがあったのですが、キャストさんが立っているあたりの後ろから、なんとな~く覗けたらしく…い、行きたかった……!!

その後、18時に入場し、18時半からの丸の内ピカデリーでの完成披露試写会の開始を待ちます。誘った友人と「試写会後に舞台挨拶かねえ」と話したり、公式さんのレポを眺めながら、隣のJKの若々しさにおののきながら、のんびり過ごしました。途中、大島優子さんのInstagramに投稿があり、キャストさんが映画館へと移動しているのを、リアルタイムに知って、そわそわしました。

Instagram 

yuk00shima今日は「真田十勇士」の
完成披露試写会★
新宿で記者会見してからの
みんなでバス移動。。。
駿河太郎くんが隣で爆睡。笑m
 

18時半、完成披露試写会の開始が告げられ、キャストさんが登場しました。盛大な拍手に迎えられ、凜々しいお姿の皆さんが入ってきます。紅一点の大島優子さんのお姿が、とても美しくて愛らしく、火垂ちゃんいいなあ~とニコニコしてしまいました。あと中央から番手順(というか挨拶順というか)に左右に振られてく順序で、割と大きい方の隣に小さい方が並んでいて、デコボコして可愛かったです。

イベントの司会は…日テレのアナウンサーの青木源太さんかな。たぶん。お名前間違えていたらすみません。顔が濃かったのだけ覚えています。ハキハキとしながら、ツッコミを入れつつ、入れられつつ、しっかり進行していました。

各自の細かい挨拶はほぼ忘れました!!みんなかっこよかった!!それくらいしか覚えてない!!!

なんとなく覚えていることだけ箇条書き。

・マイクがいい(役名とキャスト名が書いてある)

勘九郎さん、相変わらずお話しが上手で聞き入ってしまう

大島優子さん「皆さん……口コミって、大事ですよね?」
可愛いし、頭いいし、しっかりしてるし、素晴らしいな…と思いました。あと(そこ重要だからね!念押ししておかないとね!)とばかりに、ぐいーっと手のひらで押す動きをしている村井さんが可愛かった。

高橋光臣さん「ゲイ州浪人…」
皆で「言っちゃうの?!」「ネタバレじゃん!!」と総攻撃を受ける。何のネタバレかは作中でご確認ください。

村井良大さん「冒頭で度肝を抜かれる」

・望月歩くん「望月歩です! 十五歳です!」
可愛い。しかし隣に立つ村井さんよりも大きく…。堤監督が「背が大きいよね」という風に、手を大きいのから小さいのへ斜めにスライドさせ、村井さんが激しくうなずく、という場面も。撮影中よりも背が伸びた(レッド・カーペットイベントでそう言っていた)、という振りなのか、隣の村井さんより大きい、という振りなのか、正直見分けがつかず、どっちにしろ可愛いので悶絶していました。

・登壇終了後、はける際に、観客席を丁寧に見ていた為、出口手前で立ち止まり、一礼していた石垣君に気づかず、衝突する村井さん。あららーと笑い合っていて可愛かったです。

賑やかで楽しいイベントの後、キャストの皆さんがはけて、試写会開始。

作品自体は、二時間ちょっと位あったのですが、村井さんの言うとおり、冒頭で度肝を抜かれ、困惑とわくわくに引っ張られるままに、作品世界に飛び込んでいけて。そのまま、盆暮れ正月いっぺんに来たような、ど派手で、ワクワクして、かっこよくて、ほろっと泣ける物語を、ジェットコースターみたいに楽しんで、すっきりした気持ちで見終わることが出来ました。エンドロールで、いろいろお名前やらを確認したかったのですが、そこまでてんこ盛りで!笑 結局あまり確認できず…なんか、◯◯◯な戦国絵巻*1担当のクレジットがあったのを、二度見したくらいでした。何だったんだろうアレ。

合戦の様子もとても激しく…こんなに大規模で、かっこよくて、でもきちんと泥のにおいのする、リアルな…しかも時代物の戦いを久々に見たので、とても感動しました。戦場のど真ん中を駆けていく十勇士達が本当にかっこいいんだ~! 初演は見ているので、もちろん話の大筋は覚えているのですが、幸村様、そして皆の勝利を信じて、手に汗を握りながら見ていました。

映画という媒体の特性を、ふんだんに生かした作品でした。

そして同時に展開する舞台や、小説という媒体の特性も、しっかり生かされている作品群でもあります。

もし映画で初めて真田十勇士に触れて、好きなキャラクターや役者さんが出来たなら(キャラによっては、別の方が演じていますが)、舞台を見て欲しいなと思います。*2

同じ物語であっても、舞台は、より心情に肉薄していたり、あるいは実際に目の前で人が動く熱量を感じられます。また、先に出ている小説「真田十勇士 」も、文字でわかりやすく描かれた心情や場面を、自分のリズムで丁寧に追っていけるので、他の前に予習として、あるいは復習として読んでみるのも面白いかと思います。

舞台・映画・小説と、大きくメディアミックスされた作品。是非とも、それぞれの媒体の良さを体験していただければと思います。

*1:伏せているわけではなく、凄い不思議な名前過ぎて、本当に忘れました

*2:ネタバレなので注意。読んで平気なら反転してください。海野は映画では特に、細かい枝葉が落とされて、幹のみになっています。たぶん、私が彼に入れ込んでいるせいで、そう思ってしまう分もあるんですが。殿様への忠義を強く感じられる分、初演舞台・小説版で見られた葛藤は薄いです