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来て、見て、書いた。

自ら足を運び目にしたものを書く方向性。

ミュージカル「フランケンシュタイン」 製作発表

イベント 舞台

8/19 都内某所にて行われた、ミュージカル フランケンシュタインの製作発表に参加させていただきました~!!

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作品サイトはこちら。ゴシック的な雰囲気がたまりません。

東宝さんは結構こういうイベントに当てて下さるので大好きッ…ありがとう…! ちょっと古いものも引っ張り出す。

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本命が村井良大さんなので、基本それ系しか申し込んでません。レミゼフラッシュモブも参加したのですが、記事は書いてなかったっぽい…? あっ、そろそろ落とそうかナーとか言わないで下さいね…とりあえずチャーリー・ブラウンの製作発表までは(あれば)行かせて欲しいです。お願いします。今日のアッキーも超かわいかったから、本命と並んでいるのを生で見たいです。お願いします。

 

先に書いておきますと、私は記憶量は多めなものの、全体的にふんわりとしか覚えられないので、細かい言葉遣いとかは、ほぼほぼ間違ってます。すみません。ニュアンスで感じて下さい。

 

広い会場の端にステージが作られ、その前にマスコミ席が並べられていました。その後ろに、やや横幅広めにオーディエンス席が並べられ、最後方には映像系のカメラのための台が設置されていました。

オーディエンスの募集枠は200人。それに対して、総勢5000通分もの申し込みがあったそう! それぞれのキャストさんのファンや、作品への思いのある方が、わくわくと製作発表の開始を待ちました。

少しだけ時間が押しつつも、会見が始まります。呼び込まれたキャストさん8名と演出の板垣さんが、盛大な拍手に迎えられて、壇上に上がりました。舞台衣装姿が麗しく、見た目だけでも世界観がバリバリ来ました。

ところで、今回ほぼ初めて*1中川さんの素の様子を見たのですが、あの人可愛いですね…?!! 入場時にも、先行して歩く柿澤くんを気遣いつつ、背後の和樹さんにちょっかいを出していたり、他にも身振りがうるさ…いや……元気で……JBを見ても「歌が凄い上手い。ウタウママン。ヤバい」という程度のことしか知らなかったので、キュンキュンしました。この方が……村井チャーリーのスヌーピーになってくれるのか…俄然楽しみになってきました。来年の話をすると…っていうと、フランケンもですが、チャーリーが楽しみすぎて、いやほんと鬼大爆笑ですよね。

 

話戻って。

冒頭にスチール撮影。「マスコミのみ可。オーディエンスの方の撮影はご遠慮下さい」という司会の方からの諸注意に、わちゃわちゃと反応する和樹さんと中川さん。司会さんとは別の、男性の方の仕切りで、中央・下手・上手と目線やポーズ移動。「目線が欲しい方は手を上げて下さい~はいそちらで」と誘導される度に、顔と身体を向けながら、「はい、ドーン(手のひらを押し出す)」という声と動きを出す中川氏。君は笑ゥせぇるすまんの喪黒か。指はさしてないけど。

 

スチール後、板垣さんと、8名からの挨拶。あと記者さんからの質問(稽古前までにすることを、板垣さんの回答をふまえつつ/オファーが来たときの気持ち/(アンリ組に)本人は超イケメンだけど怪物はどんなキャラ・イメージでいくの?)。どこでどの話をしたのか思い出せないので、各個人ごとにまとめてしまいます。

 

潤色/演出:板垣恭一さん

有名なフランケンシュタインを元に創られ、韓国で人気を博した作品であること、フランケンシュタインは怪物の名前ではなく、それを創造した博士の名前であることなど、作品の基本的な部分を説明。その後、博士が親友であるアンリを生き返らせるために、生命創造という禁忌を犯したという、心理的な行動の裏付けなど、物語を観客にストンと腑に落ちさせる…伝える?為にも、翻訳した戯曲の言葉遣いなど、細やかなところに手を入れつつ、作品を練っているというような話をされていました。また、「愛と憎しみに友情というスパイスを振りかけた作品」と、物語を総括していました。

稽古前にしておいて欲しいことは、ザックリまとめると、自分を見つめ直すこと? 一幕と二幕で、別の、両極端にいるようなキャラクターを演じるという、演劇的に面白くも難しい作品。全員が一人二役に挑戦するけれど、その二役は完全に分離しているものではなく、同根のものとして考えると面白いかも、と。普通の人間でも、気持ちによって態度が変わったり、光と影を持ち合わせるもの。それを生かして、キャラクターを創っていけたらと思うので、お風呂タイムとかで自分を見つめ直して、色々考えてみて欲しい。みたいな話をされていました。

板垣さんは、る・ひまわりさん関係でよく演出作品を見させていただいていたので、(といっても、全く知り合いではないですし、こういう言い方もあれですが)お互い不思議な場所にいるなぁ…という良く分らない感覚を覚えました。板垣さんの細やかな心の見える演出が好きなので、日生劇場で、このキャストさんで、潤色・演出作品を見られるというのは、とても嬉しいです。


ビクター・フランケンシュタイン/ジャック:中川晃教さん(Wキャスト)

なんか……可愛かった(感想)。どこかのタイミングで、韓国版原作の脚本/作詞をされているワン・ヨンボムさんからのご挨拶をいただきまして。司会の方の案内だと、どうしてもお名前がマンギョンボン*2に聞こえてしまっていたのですが、中川さんもそう思ったのか、後ろのタイトルとスタッフの名前が入ったパネルを見て、表記を確かめ、頷きながら名前を読んでて*3、可愛かったです。*4

中川さんのトークは、美しい小鳥が知性とイマジネーションの翼を広げて、高く遠く、降り立つところも定めずに、どこまでも飛んでいく様子を思わせ…(つまり長くてオチがどうなるか判らなすぎて、ちゃんと覚えられませんでした。すみません) ご当人も「長かったね?!」と言ってました。

フランケンシュタイン博士が、愛する親友のために生命創造という禁忌、神の領域を犯す思いは、自分が音楽を愛し、追い求める思いと似ている。そういう部分からキャラクターを創り上げていく。また、カンパニーの皆との交流の中で創り上げられていくものもあると思う。フランケンシュタインのお話をいただいた時は、グローブ座でナショナル・シアター版がかかっていたので、そんな直ぐに同じのをやるのか?と思った(この辺時系列が良く分らないのであやふやです) 濱田めぐみさんについて、ソニンちゃんが「私のソウルメイトなの!(中川さんによる声まねが上手かった)」と言って、めぐみさんが全身緑の時に会わせていただいた、みたいな話もされていました。

 

ビクター・フランケンシュタイン/ジャック:柿澤勇人さん(Wキャスト)

動きはゆっくりめ、右足をかばうようにしつつも、しっかりと立っている姿に少し安堵。冒頭の挨拶で、作品への意気込みを語る際、直前の舞台(ラディアント・ベイビー キース・ヘリングの生涯) で大きく負傷してしまい、大千秋楽まで役を全うできなかった悔しさを口にしていて……本当に低く、苦しいけど、誠意ある言葉に、胸がつまりました。こちら(柿澤勇人、アキレス腱断裂から復帰を約束|日テレNEWS24)のニュースサイトさんで、ちょうどその部分の映像が見られます。尊敬する中川さんとWキャスト、しかも今日は一緒に歌唱披露ということもあり、ちょっと緊張気味? 「中川さんのように自由自在に歌えたら……人生楽しいだろうな」という言葉もありました。

三日前に行われた歌唱披露用の歌稽古。当人のTweetでは「中川さんの歌声に聞き惚れて、自分のパートを忘れた」との事でしたが、ここでは「社会の窓が全開でした。興奮したみたい」と自ら暴露。研修生時代から憧れていた人とやれるだけでなく、同じ役をやると言うことに、かなり気負い?がある感じでした。

自分自身を省みて、役作りをする……というような流れで、右足のアキレス腱断絶の為に、足がフランケン状態(博士ではなく、怪物っぽいという意味)なので、それも生かしていけたらなという話もされていました。オファーを受けた際には、カンバーバッチさんのナショナル・シアター版をイメージしたそう。また、ご自身も出演されていたデス・ノートのミュージカルにも触れて、同じ曲、同じストーリーでも、日本版と韓国版は大きく異なる。このフランケンシュタインも、日本の、日本ならではの魅力を出して行けたら、ということも口にされていました。

 

フランケンシュタインで、「偉大なる生命創造の歴史が始まる」

これは全員の質疑応答が終わってから行われました。ブログの流れでここに書いてます。

一度全員はけてから、ステージをセッティングし、フランケンシュタインの二人だけ呼び込み。中川さんが柿澤さんをテンションで置いてきぼりにしながら、何故かC&Rを強要。
中川「それでは、かっきーあんどあっきーで……」
柿澤「そういうノリで行くの…?!」
中川「ん(首肯)。偉大な生命創造の歴史がが始まる。はい!」
観客(戸惑い、失笑。ちなみに中川氏は「偉大なる」ではなく「偉大な」と言っていました)
中川「もう一回! 偉大な生命創造の~」
観客(言う人もいるがまばら)
中川「んー(ちょっと不満)。それでは、かっきーあんどあっきーでお送りします」
柿澤「やっぱそういうノリで行くの…」

待機していたピアノさんすら戸惑わせるテンション。演奏が始まった曲は重厚なゴシック。はじめは押さえ気味に歌っていた両者も、段々とテンションをあげていき……柿澤さんは負傷のためポジション等はかえられずとも、生命創造への強すぎる意志、鬼気迫る雰囲気を醸しだし、中川さんは愛する人の復活を願い、その成就を狂喜するように跳ね回っていました。中川さんの襟元が段々崩れて、お肌が出てくるのを見てました。

動画はこちら。フルでのせて下さってるのありがたい…。


アンリ・デュプレ/怪物:加藤和樹さん

相変わらずイケメン…。アンリ役のお衣装も似合っていて、目の保養でした。ちょうど真田十勇士の稽古中なのですが、忍者のにの字も匂わせない、ゴシック様式の美がありました。

オファーをいただいた後、韓国にて上演中だった同作品を観劇。韓国語は分からないけれど、熱い思いを感じ、自然と涙する自分がいた……とのことでした。あと韓国では怪物役は上裸で、ムキムキだったので、外見的な役作りの為にも、自分ももっとムキムキにならないとな?というような話も。内面的な役作りでは、怪物は怖いと言うよりは、生まれたての、何も知らない命。周りの人とのかかわり合いの中で成長していく部分もあると思うので、そこを丁寧に創っていきたい……という感じでした。

一個目か二個目の質問の時、自分に順番が回ってきたときに、ハンドマイクを顎(口?)にぶつけていました。和樹さんは(自分の本命に比べれば)見ている回数が少ないはずなのですが、ピンマイク叩いたり(1789アフタートーク)、マイクぶつけたり(乾杯戦士の時もあったかな?)、なんか可愛いのを見ることが多い…。真田もフランケンも楽しみです。

 

アンリ・デュプレ/怪物:小西遼生さん

ふわんふわんイケメン。雰囲気が可愛い。でもお顔が綺麗で所作も上品。
オファーを貰って、直訳版の脚本を読んだ時、まだ板垣さんの手が入っていないこともあるけれど、深みのある余白があり、日本独自の色、世界観を作り上げることが出来るんじゃないかと感じたそう。まだあまり演技プランとかは考えていないらしく、質問をふられる度に「どーしましょう?」とふにふにしていて可愛かったです。スイッチを入れるタイミングが、稽古入ってから~とかなのかなあ。外見的な役作りに関しては、「エヴァンゲリオンを目指します!」と元気に答えていて可愛かったです。

音月桂さんとは、今回のカンパニーの中で、唯一共演経験があるらしく、音月さんがそれについて触れたときに反応していて、優しい雰囲気がありました。

 

ジュリア/カトリーヌ:音月桂さん

綺麗。首筋が細く、デコルテが輝いていた…笑顔が可愛くてたまらない。
宝塚では男役でならしていたこともあり、今回退団後初めて、こういった娘役的なドレスを着た。いろいろとスースーする(ここで何故か、男性陣が色めき立っていて面白かった)が、某ネットショッピングで、自分用のペチコートを買って、日常でも身につけることで、女性としての所作を身につけていきたい、という話をしていました。

今回は、共演経験があるのが小西さんだけで、ほぼ初めましての方ばかり。女性役であること、新しい人たちの中に飛び込んでいくこと、全て挑戦的な場ですが、そこに呼んでいただけた幸福を噛みしめつつ、自らも意欲を持って挑んでいきたいとのことでした。

韓国版も観劇されたらしく、韓国語はわからないけれど、自分も強く感じるものがあった、とのこと。この熱さを、日本のみなさまに伝えられるよう頑張ります、というお話もされていました。

 

ルンゲ/イゴール:鈴木壮麻 さん

立ち姿が綺麗なおじさま。上着の背中に皺がなく、しゅっと立っている。
オファーをいただいた際は、元々ホテルマンを目指していた(この時、めぐみさんが、そうなの?という風に顔を覗かれていて可愛かった)だけに、執事として、二人のビクター坊ちゃまに仕えられるということが嬉しくて涎が出そうだった。前に柿澤君と濱田さんと共演した時(サンセット大通り)は、濱田さんに仕えていたところに、柿澤君という若い闖入者が来て、それを渋々受け入れる……という感じだったけど、今回はちゃんと仕えられるから嬉しい。というようなお話し。

音月さんのように、自分も普段から手袋をつけて(今回の舞台挨拶も、鈴木さんだけ手袋をつけていた)、自分の身体に手袋をなじませていきたい。最終的には「手袋になります」と抱負を語っていました。(司会さんすら聞き返していた)

役作りについて、

鈴木「キャストの皆さんは、赤裸々に演技される方たちで…素っ裸になって…」
中川(バァアン!!!とコートの前を開くような動き)
鈴木「役をつけていくというよりは、そぎ落として、自分の中から出して、素っ裸になる」
中川(バァアン!!!とコートの前を開くような動き)(2回目)

と、「素っ裸」と口にする度に、中川さんが上着の前を開くような動きを入れるので、地味に笑ってしまいました。
割と淡々と、でも情熱をにじませながら、微妙に面白みも含めて語られていて、いいおじさまだな……と思いました。

 

ステファン/フェルナンド:相島一之さん

話の構成がうまく、声質も聞き取りやすくて、すごい百戦錬磨のおじちゃんキャラだなと思いました。
「初めて尽くしでございます!」との回答は、むしろ見事な口上と言って良いほどのものでした。キャストさん・演出家さんは全員初めまして、ミュージカルはやったことはあるものの全てコメディ、シリアスなものは初めて、しかも天下の日生劇場も初めて。これまで自分はいったい何をやってきたのか、役者として生きてきたはずなのに、まだこんなに初めてのものがある……と。でもそれを楽しく受け入れ、よりよい作品を創ろうという意志がとてもハッキリしていて、とても信頼できる方だなと感じました。

 

エレン/エヴァ:濱田めぐみさん

佇まいが既に女主人…美しく高貴で強さがある……一人称がさらっと「わたくし」なの凄い。でもなんとなく可愛いのが不思議…。「自分もフランケンシュタイン(ビクターの姉)だと、ついさっき気づいた」というお話しもされていました。

キャラクターの作り方について。演じるエレンはビクター・フランケンシュタインの姉であり、彼が禁忌を犯すことを志し、成功して……という経過をすぐ側で見つめている人物。ただ傍観するだけでなく、そのまなざし、寄せる思いからも、ビクターの様子や物語を描いて行けたら…みたいな話をされていました。また、聖母的なエレンと、ジャックを尻に敷く女・エヴァの対比や、どちらの根っこにもあるものも、丁寧に掴んでいきたいという感じでした。

 

個性豊かで、自分らしさや強さをしっかり持ったキャストさんたちで…この方達と、演出の板垣さん、そして多くのアンサンブルさんたちによって、どんな物語が作り上げられていくのか、本当に楽しみです。

公演は来年の一月から、日生劇場を皮切りに、大阪、福岡、名古屋も回っていきます。Wキャストの組み合わせ全部とは言わないけれど……、全員は見たいなぁ。つまり二回は行きたいっ…!

*1:JBのMV撮影では、ぴろし&みつおさん側にいたため、ほとんど関わりがなかった

*2:貨客船万景峰号のあれ。滑舌が悪いわけでなく、音が被ってる所が多いのと、そっちの方が耳慣れてるから

*3:マイクは持っていないので、口が動いてるのが見えてるだけですが

*4:RENTの製作発表時に、壇上のライトが消えたのを受けて、「消えちゃった!」とオーディエンス側に向けて口パクしていた村井氏を思い出しました。チャーリー・ブラウン、どう考えても可愛い祭り。