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来て、見て、書いた。

自ら足を運び目にしたものを書く方向性。

ふと思い出す金曜日

日記

ダン・シモンズの「夜更けのエントロピー」が好きです。どうして好きなのかは良く分かっていないけれど。最近では、主人公が主人公の娘と息子について考えるところの描写で、娘はぎゅっと抱きしめてもらうのが好きだけれど、息子は高い高いをしてもらうのが好きだ、というようなくだりをよく思い出します。

私の飼い犬は好奇心が旺盛な子で、自分の背よりも高い物があると、必ずそれに前足を掛けて、後ろ足で立ち上がり、中を覗き込んでいました。しばらく眺めて飽きた頃、ちょうど私が彼の後ろにいると、彼は必ず前足をあげて、軽く万歳をしながら、背中から私に倒れ込んできたものです。子猫や子犬ならまだしも、成犬が、背中から倒れてくるなんてそうそうない動きです。でも彼はいつもそうしました。多分、私が受け止めてくれると信じ切っていたのでしょう。

 

ふとした拍子*1に、ほぼ半年前に亡くなった祖母と飼い犬の事を思い出して、昨日はほとんど泣いて過ごしていました。悲しみには時薬が…とはよく言いますが、まあ半年では無理なんでしょうね。ていうか、半年前はどっちもまだ生きてましたしね。はは。色々と思い返していたら、手癖で時々編んでいる謎の紐が、おばあちゃん由来だという事を思い出しました。小学校の頃、一緒に良く分からない物作ってたなあ。器用なおばあちゃんで、毛糸のニットとかも編んでもらいました。おばあちゃんに関しては、自分が外孫な事や、一緒に暮らしていなかった事もあり、何となく余所余所しいというか…自分は悲しみをセーブしないといけないような感覚*2があり、あまり泣く事がないのですが、悲しい事は悲しいです。

飼い犬氏は写真がかなり残っているので、それをぽつぽつと眺めています。デジカメデータは、いくらでも複製できるし、どこにでも入れておけるから楽ですね。でもチェキも好き。当たって跳ね返った光自体が、フィルムを感光させて、像を残しているんだと思うと、電子データよりもよほど明確な存在証明のように思える。

強引に話を村井さんに持って行きますが。

村井さんがこの記事の中で使っているカメラが、自分が使っている物と同じのの色違いでちょっとハッピーでした。

私は黒で、村井さんが使っていたのは茶色。見た目も可愛いし、出来る事多いしで結構お気に入りです。村井さんが撮られた作品を見ると、制作過程とか、元々撮りたかったのこの辺かな~(のぞき穴と実際のレンズから見える絵が違うので、覗きながら撮ると超ズレる)とか想像できてなんだかほっこりします。チェキそのものをプレゼントする企画もあるようなので、応募したいところ…今までVBのプレゼントは一度も当たった事がないのですが、これは欲しいですね。その時村井さんが目にしていた光を見たい。

体調も落ち着いてきて、割と気持ちも穏やかになってきました。明日と明後日は初恋探し。東京最後を楽しんできます。

*1:たまたま会話に出た。しかもたまたま私が心身共に絶不調で気圧も急降下していて、想像以上にダメージを食らってしまった

*2:なんて言えば伝わるのかなあ。遠慮とか、そういうのでもある。一番悲しいのも、一番大変なのも他の人なんだから、私は大人しくしていないとならないんだ、みたいな感覚