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来て、見て、書いた。

自ら足を運び目にしたものを書く方向性。

2次ヲタが2.5次元ミュを介して3次元にハマるには

感想 舞台 考え事

2次ヲタが2.5次元ミュを介して3次元にハマるには

―あるいは演劇のファン新規獲得についての考察―

多分4月12日頃にこの文章を書き始めたんだと思うんですけど、書いている内に段々と話がそれてきたり拡大してきたので、副題をつけてごまかす。

 

自分のことを振り返りつつ、つらつら考えてみたので、忘れないうちに書き出しておこう、という記事です。

基本的に、自分+自分の周りを眺めて書いているので、ある程度偏りはありますし、読むなかで「ソレはお前の意見で俺はちげーし」と思われることも多々あると思いますので、それは、それで。あと、ここでは、若手俳優界隈・ミュージカル界隈…の話を、タイトルにあるように、2次ヲタから3次元へという観点をベースに書いています。そしてただの泡沫ファンの戯れ言にござる。女性視点です。

 

自分の話

元2次ヲタです。漫画・アニメ・ゲーム系。このHNである寅太も、元はDRRR!!がアニメ化されたのと前後して同人活動を始めるにあたって、使い始めたものです。アニメが終わり、二期もしばらくなかった*1ため、しばらくして、ジャンル移動*2を数回ほど。最後に弱虫ペダルにハマり、舞台「弱虫ペダル」通称ペダステを観劇したのをきっかけに、村井良大さんのファンとなりました。その後、村井さんご自身の舞台や、彼が見に行った作品に触れていく中で、若干東宝ミュージカルや宝塚にも足を運ぶようになりました。

経歴としては、多分、ちくわぶ。さんの言う、「2.5次元勢のミュヲタ化」のモデルに近い……と思います。まだミュヲタではないのでアレですが。RENTは14回観たけど、本命の主演だから普通普通当然。

なのでとりあえず、自分の辿った道をベースに、ハマる要因・敷居となる部分を書き出してみます。

 

これでハマった! 二本柱

自分は舞台「弱虫ペダル」から舞台関係のファンになりました。その経緯はこのブログにまとめてあるので、気になったらどうぞ*3

で。そこから自分が舞台好きになったポイントを抽出すると、

・俳優を好きになった

・舞台を好きになった

という2点が比較的大きいなと感じました。他の要素は後でぽろぽろ触れるとして、とりあえずこの2点について。

・俳優を好きになった

俳優さんを好きになったパターン。

私の場合はかなりわかりやすく、原作の弱虫ペダルで一番好きなキャラクター=小野田坂道を、ペダステで演じた村井良大さんに惚れました。

はじめは、坂道だから好きなのか、それとも村井さんだから好きなのかがわからない状態だったため、ラ・パティスリーなどの村井さんの出演作を見て判断しよう……と、何度か見るうちに、「やっぱり村井さんが好きだな!」と気づき、現在に至ります。またちょうど、村井さんご自身も過渡期にあり、ご自身も一つの作品傾向に囚われないタイプであり、かつ、その年の出演作が膨大であった為、かなり色んな作品を見ることとなりました。特に東宝さんに関しては、村井さんが私のダーリン(若手三人衆枠)→マホロバ(ミュではない。W主演)→RENT(主演)と一年ごとに関わりつつステップアップされているのと、同年代~ちょっと前のテニミュ勢や、それまでの共演者の方など、彼自身と親しい方達も多く活躍されている為、良く足を運ぶようになりました。あとウェブマちゃん*4起用と、道明寺優也さん*5ありがとうございます。東宝さん大好き! JBやレミゼのPV撮影も楽しかったです! 話がそれました。

2次ヲタで、好きな作品に対して様々な箇所にアンテナを伸ばしているタイプだと、大体特に好きなキャラクターがいるので、私同様、そのキャラを演じている俳優さんにハマる方も割と見かけます。あまり興味のないキャラクターだったけど、演じているのを見て興味が出てきた!役者さんも気になる!系も多いです。また私は、ペダステ全体が大好きだった為、ペダステキャスト全体を見ている時期もありました。

ただ「あくまでもキャラクターが好き(中身は別に興味ない)」「彼が演じているキャラクターが好き(キャストのキャラ解釈が肌にあった・そのビジュアルが好き。その為キャスト変更以降のキャラ・キャスト自体にも興味がない)」という方もいます。色々ある。

まあとりあえず、わかりやすいパターンを抽出すると、

3次元化されたキャラいいね!!→演じている人に興味がわく→その後の活躍(や、その周辺)も追いかける→大型作品(ミュージカル)へ!

が、定番でしょうか。 

 

・舞台が好きになった

表現媒体としての舞台が好きになったパターン。

私もメインエンジンは村井さんですが、サブエンジンとしてこちらも乗せているタイプです。ペダステで、西田シャトナーさんの演出に魅了され、演劇の良さを知り、その表現にもっと触れたい!と思うようになりました。

でも多分、2次元オタクが、自分の好きな作品の舞台に触れる時に、それが舞台なのか、ミュージカルなのかは、割と気にしていない気がします。そこに、キャラがいて、ストーリーが展開するから追いかけているだけで、表現媒体の特徴まではあまり興味がないような。もちろん「あのキャラが歌うなら行かない!ありえない!」というタイプもいるので、一例ですが。

ペダステ以降、音楽劇・ミュージカルではない2.5次元作品への接尾語として「~ステ」が使われるようになったようです*6。しかし、依然として漫画原作ものの舞台化作品全てに「~ミュ」とつける方も多いです。「ペダミュ」という呼称も何故かしぶとく生き残っていて、ファンや実際見た方もそう呼ぶこともしばしば。つまりその位「ステージ」「ミュージカル」の区別がふわっとしている。「ミュ」がなんなのかよくわかっていず、とりあえず3次元になってれば「ミュ」かな、と思うぐらい。その状態で、「ミュージカル」に興味を持つかというと……正直難しい部分がある。

だからこそ、原作を大切にしている、という前提に加えて、その表現…実際の人物が目の前で、リアルタイムに演じる、演出がよい、歌が良い、設備がよいなど、アニメや漫画・ゲームが好きだった人に、「演劇」というジャンルで魅せ、ステージ・ミュージカル個々の魅力をアピールすることが大切なのかなと思います。あれ、なんか作り手側(?)みたいな視点で書いちゃった…まあ要は、ハマるきっかけ・要素としてデカいよね~という話です。

以下のように、舞台・ミュージカルとしての良さを出している2.5次元作品も結構あります。原作リスペクトはどれも十二分にあるので、いちいち書くのは割愛。

・舞台「弱虫ペダル」:私が好きな作品。ミュージカルではない。パワーマイムやパズルライダーの発想・想像力、実際に汗をかく臨場感など、演劇らしさはもとより、人間らしさに触れられる部分が好き。表現の可能性の広がりも面白い。また、原作の弱虫ペダルが好きな人は、ペダステという作品を創り上げた人々の熱いストーリー自体が、原作にオーバーラップする為、そこも含めて好きな人が多い印象。

・超歌劇 幕末Rock物語のテーマから、テンションとライブ感をバリバリに押し出してくるのが気持ちが良くて好きです。生で見るからこその熱狂が感じられる。また、良知さんは当然のことながら、矢田さん・太田さんも、東宝ミュまでの道筋をつけている(2.5次元→GEM CLUB→王家の紋章ご出演、太田さんもJBご出演)ので、「2.5次元勢のミュヲタ化」のルートがある。

・ミュージカル『刀剣乱舞』:ネルケさんのドルステのノリを、そのまま持ってこられるとは思っていなかった。源氏主従の話は王道*7を行きつつ、きちんと歌を絡めたミュージカル。しかし第二幕は特にそれとは関係なくアイドルステージを繰り広げ、源義経さまも太鼓を叩く。生で見て、手厚いファンサを受けると、すっかり楽しくなってしまいます。生で見る楽しさを感じる。

雪組公演『るろうに剣心』:絶賛公演中。美しいビジュアルと原作リスペクト、そして宝塚らしさを融合させているご様子(見に行けなかった…ライビュには行きます!)。ただ原作を3次元にするだけでなく、宝塚の良さを見せつけることで、よりこの界隈に人を引き込んでいるのでは…と推察します。

このように「生で見る」「ライブ感」という魅力や、その表現に引き込まれるきっかけが、2.5次元作品に存在することによって、その業界全体(あるいは演劇、ミュージカル、東宝、四季、宝塚個々)のファンとなるパターンもあると思います。

 

よりハマりやすくする為には

上記2点は…正直な話、外野がどうこうできるものではありません。ハマる時はハマる。ハマらない時はハマらない。どれだけ素晴らしい役者さんでも、作品でも、なびかない観客はいるわけです。ただ、接触率(観る頻度)があがれば、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるじゃないですが、いずれハマる時がくるかもしれない。ということで、上記以外で、よりハマりやすくする=観る頻度・人数を増やす為にはどうすればいいのか考えている(現在進行中)話をダラダラとします。

・チケットを取りやすくする

2次ヲタを、とりあえず2.5次元に呼び込む為には、まずチケットがないとどうしようもないのですが、それが取れないことも多い。

現在だと、とうらぶ系。とうステは本当に…私自身は、DMM先行の電子チケット枠で早々に確保できた*8ので、端から眺めている状態だったのですが、知り合いが結構死んでました…。次に来そうなのはあんスタ。実際取れませんでした。最遊記も割と取りづらい。ダイAもかな。まあなんか色々あります。

ペダステは箱を大きくする・地方公演をする等の緩和策が(東京以外は)功を奏し、基本的には行きたい方が行ける状態まで持ってきて、今のところは解消されましたが、私がメインで追いかけていた時期は、本当に取れなくて、毎回毎回胃が壊れていました…。テニミュも元から見たい人が見れるという路線で来ている*9ようです。大千秋楽とかは別ですが。完売御礼は、販売機会の損失。*10

まあそれはともかく。とりあえず、そこが緩和されて、2次ヲタが2.5次元に触れたとしましょう。そんで3次元…とりあえず、あのキャストが出てるミュージカルが見てみたい!と運良くなった。

でもやっぱりチケットは取りづらいんです。

完売してるからではなく、「わかりづらい」から。

公式サイトがあっても、プレイガイド先行・一般販売、色々並んでいて、わからない。各FCのチケット受付日もわからないことも多い(FCが独自にやってる)

慣れてしまうとそういうモンかなって思ってこなせるんですけど、実は割と初見殺しだと思います。初めて触れる人への冷酷なる洗礼…。東宝・四季・宝塚など、独自にチケットサイトなど統括している部分があるところ*11はまだいいですが、それはそれでバラバラなわけで。他の製作会社さんの作品や、小さな劇団だと、さらに謎。○○役だった×くんが△に出るって!じゃあチケットとろう…って、先行終わった?抽選?先着?えええ??としている内に、行ける日(土日)は完売とかもざらで。

各社(事務所も制作もプレイガイドも)それぞれに、色々と権利・利益関係はあるとは思うのですが、統一されたチケット取扱や情報の窓口となる場所・サイトを整備して、初見殺し状態から脱却していただけると、新しいファンの獲得がしやすくなるのではないかと思います。

また大きなファクターとしては、転売屋の存在があります。やっている事はダフ屋*12と同じなのですが、インターネットを活用していることが多い気がします。

プレイガイドとは別に存在する、チケット売買サイト。もちろん、行きたくてとったけど行けなくなってしまい、泣く泣くお譲りに出す…という事はままありますし、そういう個人間でのやりとりは許容されて良いと思うのですが。転売行為を生業とする人が、大量にチケットを取得し、定価以上で売りまくっている状況は看過できないと思います。

こちらのTweetは、資料としてわかりやすいので、引用させていただきます。2.5次元だけでなく、東宝エリザ、J系の大舞台*13も多く転売されている状態です。元手は一定ですから、転売屋の収入がわかりやすいですね。転売サイト自体も手数料でしっかり儲かっているらしく、最近はテレビCMを打っていたり、派生サイトの演劇系記事(ドメインが同じ)が充実してきています。ありがたいやら複雑やら…。

個人的には、「座席番号という情報」をしっかり使っていただくことで、買いづらさの解消や転売の阻止がしやすくなるのでは…と、ふんわり考えています。素人考えではありますが。現在の広大な範囲のS席での先行抽選方式ではなくて、この座席はこの値段だよ、としっかり区切った上で、その中で希望者多数の時は抽選する形にすれば、転売された時も、どの座席かが判別しやすく転売屋を見つけやすいですし、買い手もどこがくるかわからない不安感から解放されて楽になるんじゃないかなと…。制作側からすれば転売屋も規定の金額を払っている客ではある(転売行為自体も悪で、転売屋から買った人も、公式にお金を払っていないからダメだけど)し、ある意味では一定の売り上げを保証するグループ観劇枠みたいなモンかもしれないですけど。でも1ファンからしたら、見たくて買いたくてでも買えなくてって状態は、単純に胃に来るのでどうにか改善してほしいです。まあ転売屋とか複垢作りすぎてて、小まめにBANしてもイタチごっこだろうなとは思うんでアレですけど。あと多分システムとか作るの大変かとは思いますし…わがまま言ってごめんねって気分になってきました。

でも欲しいチケットは欲しい。

 

・映像化・CD化

2次元オタク…特にアニメオタクは、基本的にテレビで映像を見る習慣があります。音楽もよく買うし聞きます。オリコンでのキャラソンの強さを見ていただけるとわかるとおり。なので、その行動範囲の中に、舞台作品に触れる機会を作る…つまり、作品のDVD/ブルレイ化、CD化をすることで、舞台に興味を持つきっかけが出来るのではないかと思います。

対2次ヲタから若干話がずれますが。

生だからこその魅力。それは舞台にとって何よりも重要なポイントですし、それは決して揺るぎません。また、だからこそ、映像・音楽にしていいと思います。映像・音楽の販売は決して、生で見る意欲を損失させません。実際に舞台を観た人にとっては、自分の記憶を留める為に必要な情報扱いとなるため、チケット代にくわえて、各種円盤購入を促すことが出来ます。1789も、東宝版を見た後に、音楽が聴きたくなりすぎて、別Ver.を買いましたからね…東宝版CDがあればそれを買ったのに…東宝さんは自分が得られたかもしれない3000円を、他の企業に奪われてしまっている…それは……とても残念だ…。あと、見直す・聞き直すことで、再度チケットを買い求めることもしばしば。一度も舞台を観たことのない人にとっては、作品に多少なりとも触れさせることで、潜在的な意欲を掘り起こし、劇場へと足を運ばせることができます。映像を見て(音楽を聴いて)満足しちゃう可能性ももちろんありますが、その時点で映像・音楽自体は売れてるのでよいのではないですかね。実際に劇場に足を運んで下さる方は、とりあえず帝国劇場では一公演2000人程度で…物販の充実兼、その2000人以外のより大勢の人を対象とした販売機会の創造の為にも、DVD化・CD化は是非ともお願いしたいところです。単に私が欲しいだけでもあります。はい。

 

 

2016/07/24追記

 

 

エリザベートDVD化ありがとうううう!! ヘタリアファンの友人に、見せたい見せたいと願いつつ、かといってウィーン版DVDというのも…と悩みつづけていたんで、とても嬉しいです。

 

1789もCDが出ますし*14ね。もちろん予約いたしました。こうやって、劇場の外に外にと、中身の良さを伝える機会が出来ていくと、嬉しいです。

 

私がお金持ちなら、どーんとチケットを買って、無料で友達を誘うのですが、いかんせんそこまでお金はなく、また友達も日にちを都合するのが大変だと思うので、とりあえず自分で、自分用にDVDを買って、それをちょっと友達にお貸しして、都合のいいときに見てもらう……というのは(もちろん、生で見る感動はまた違うのですが、それはともかく)お互いに負担のない布教が出来るので、とても良いと思うのです。

 

またちょっと横にずれる余談ではありますが。(ミュージカルから離れて演劇全般の話に)

依然として、TV放送(特に地上波)の影響力って凄いなあと。まあよく今時の子はスマホしか見ていないと言われますし、今後どうなるかは分からないんですけど、でもやっぱり、「TVに出てるか・出てないか」というのは、かなりの知名度…むしろ周知度に関わってくる。前にTwitterで「新聞程度の長さの文章の意図を読み解けない人が今もいるし、そういう人にとってはネットではなく、TVが一番触れやすい媒体だ」みたいな話が回ってきたんですけど、人の読解力はさておき(テストしたわけでもないからわかんないし)、単純に、家の中で触れられるか、っていうのは媒体として大きいと思うんですよね。テレビはとりあえず電源を入れれば情報をくれるし、多すぎないチャンネル数から選べばソコソコ好きなものを見られる。パソコンもだいぶ普及してきてはいるけれど、簡便さで言ったらテレビの方がかなり上なわけで。スマホも買えば通信できるし楽ですよね。

で、何が言いたいかというと、舞台映像もテレビで見たいねという話。出来れば地上波で。普通の人が普通にしている状態で、目に出来る場所にあってほしい。

劇場って、多分普通の人にとっては、用途の分からないブラックボックスだと思うんですよね。だって舞台を見る時しか行かないし。そもそも舞台行かないし。劇場のある場所も、よくわからないかもしれない。だからこそ、お茶の間で、その中身が見えたら、興味を持ってくれるんじゃないかなと。

企業の体力とか現在の状況とか諸々考えると、地上波に(しかもソコソコの長さの)枠を持つのはかなり難しいとは思うんですけど、あったらいいなあと。エンタメ系情報番組で、舞台情報も流すことはあっても、それ以上の放送ってそうそうないので。今一番期待しているのは、日テレの「真田十勇士」。映画・舞台(あと小説)を同時に展開させるという超弩級プロジェクトです。我が本命・村井良大さんが、初演・映画では海野六郎役を、再演では根津甚八豊臣秀頼役を演じているのでどうぞよしなに。で、せっかく、ジャンルを跨いで、でっかい花火を打ち上げるのだから、そこに加えて、日テレで舞台の初演版を放送してくれないかなあと思っているわけです。映像自体は、WOWOWさんで結構小まめに流して貰っている…つまり放送に耐えうるものがきちんと残っているので、それを見せつつ、映画は合戦の場面がすごいよーとか、再演はここが違うヨーって見せてもらえたら、普段は行かない人も興味を持つんじゃないかなあと思っています。ゲキシネが普及したり、MITのライビュも増えた今、テレビにも是非とも侵攻していただきたい。後、『シネマ歌舞伎スーパー歌舞伎II ワンピース」』やその再演にも期待しています。

あとこれも、今日(5/1)に放送が始まりまして。

舞台作品を題材としたテレビ番組。CLIEさんの制作なのでCLIEさん作品だけですが、これも放送が始まってとても嬉しく…現時点では、舞台を見る人・見た人が主に見ている状態ではあるんですけど、続いていく内に、このテレビでやっているのを生でも見たい!って、舞台に入ってくる人が出てきたらいいなと思っています。ネットじゃなくて、MXなのもいい…この記事(なぜ地方ではアニメが放送されないのかをテレビ局の人に聞いてみた | TOPPYのネットでごはん)にあるとおり、MXは確かに地上波ではないのですが、放送範囲の拡大がしやすいので。CLIEさんはルッキュとか色々な発信の仕方を意欲的に使っているので好きです…最近見に行けてないので、また何か見たい。

あと、演劇動画配信アプリ|スマホ・タブレットが劇場になる「観劇三昧」も、以前からあります。私自身が知ったのはつい最近ですが…こういう形で、舞台作品に触れられる窓口が増えるのは本当に嬉しいですね。

最近はミュージカル応援し隊として、トライベッカWOWOWで始まり、TV Bros.でもStarSが表紙を飾るなど、とても意欲的に、舞台と映像、その他日常的に触れるものを繋ごうとするうねりが大きくなってきているので、とてもわくわくしています。

 

 

余談 ミュージカル ソング・ライターズに見る日本ミュ界の現状

大きくぶち上げてみましたが、ただの独り言。あんまりむずかしいことはかんがえてない。

ソンライ、大好きです。曲もいい、歌もいい、話も楽しい、皆ハイクオリティ、笑わせてくれるし、泣かせてくれる! 私自身の推しはいないのですが、同事務所の平野君、共演経験のある植原君が出演されているので観に行きました。ただこれを見ていると、ぽつぽつと考えることがあります。

一つは、日本にブロードウェイがないんだなーってこと。いや、物理的に当然なんですけど、そうじゃなくて、「比較的一般にも認知されている『舞台作品における成功ライン』がない」という…純日本作品なのに「ソングライター達は夢を抱く(※ただし舞台は外国)」状態なのが、少し寂しいなという話。

そもそもの話、アメリカの国民性的に、明白な天命やらゴールドラッシュやらと、自主独立の成功譚信仰が根強かったり、演劇に対するスタンスが違うから、その中で「オフブロードウェイからブロードウェイへ!人気爆発・トニー賞受賞!いえい!」みたいなのが育ってきたのかもしれないなとも思うので、根本的に違うのかもしれないんですけど。

まあ日本について話します。小説だと、芥川賞とか、内容はよく知らないけど名前は知ってる、みたいなのがあるじゃないですか。一般人にいっても、あの本とったんだ、へースゴイね(雑)くらいの反応はある。もちろん演劇系の賞はあるし、そこに選ばれる方達は、皆さん素晴らしいのですが、多分一般人からすると、そんな賞あったんだ、みたいな感覚になる気がする。あと、劇団の方でも、箱を大きくしたい!動員数増やして、色んな人に見て貰いたい!っていう方は割と見る気がするんですけど、あそこで掛けたい!というのはあまり見ない。あそこに行けば!という場所がなくて…有楽町は色々集まってますけど、劇場自体をそれぞれの制作会社さんとかが持ってる状態。それ自体は別に悪くないんですけれど。別の劇団の新作はかけづらい…マホロバ(30-DELUXE)・花より男子ネルケ)…など、少しずつ取り入れてきている感じはありますが。日生は色々かかっているので面白いなあと思いつつ…デスミュしか足を運んだことがない為、ほぼ不勉強です。すみません。あと、帝国劇場に立ちたいっていう方ももちろんいますし、自分もやっぱ本命が立ったらテンションは上がりますから、それの輝かしさ、素晴らしさ、卓越したものを否定してる訳ではないです。それに役者さん全員が功成り名遂げたいかってそんなわけではないし、ただ粛々と誠実に面白いものを作る人も多いから、それがあるからって全てが良くなるわけではないんですけど。うにうに。

要は、日本での成功の夢を抱くことが出来ないのって、なんかテンションあがんないなと思ったわけです。わかりやすい、共有しやすい、「成功の夢」

ライブで「武道館行くぞー!」「連れてって!!」すると楽しいじゃないですか。野球部が「目指せ、甲子園!」「優勝!」とかいうの。要するにそういうのです。あと、本の話になるんですけど、「○○受賞!」って帯、強いんですよ。なんだかんだ。賞をとれば、新しく帯を刷って貰って、それをかけて貰って、売り場があれば平積みしてもらえて…つまり露出が多くなって、人目に止まる率が上がる。手にとってもらえる可能性が増える。舞台は単価が高いので、足を運んでもらうのはまた難しいですけど、「あそこでやってるよ」「あの賞をとったよ」って耳にする場面が増えれば、ほんの少しでも動員数が増えるんじゃないかなとも思う訳です。

こちらの記事で「現在、帝劇に出ることについて、ある種「オリンピック出場」と近いイメージを持っていただけていると思います。」という言葉がありますが…インタビュー全体はまた後で触れますし、本当に面白いし、中の方の意欲を感じて素晴らしいなと震える部分もあるのですが、実際のところ帝劇出演はヲタ(特に俳優追っかけ)にとっては超!テンション上がる!!って感じですが、多分一般人からしたら「国体に出るマイナー競技」程度の印象でしかない気もします。根本的に、一般人への周知度が低い感じ。その中で超頑張ってるし、素晴らしいものがあるにもかかわらず。悔しいというか、もったいないというか。

あともう一つは、映像化・音源化の難しさ…。ソンライはまあ原色大百科にとりあえず入ることになって良かったですが…権利関係とかほんともー全然わかんないけどとりあえず!こっちは!!もう一度どころか数百度あの歌声を聞きたいです!!!

 

・若手の起用

これは、各自の練度の問題やらなんやらもあるかとは思いますが、ご新規さん獲得には結構いい気がします。2.5次元出身の若手…特にテニミュ出身組も成長と共に起用が増えて…城田さん達の世代だけでなく、もっと若い世代も起用され、それに伴って、そのファンの中から、新たにミュージカル作品に足を運ぶ方も増えているかと思います。自分の本命だけでなく、その知り合いが出ていても行ったりするので、よさげな子はバンバン起用してもらえるとありがたいです。お陰様でエリザ、レミゼTdV、1789も行きましたからね…本命出てないけど…。あと間宮くんの出るナイスガイinニューヨークも楽しみにしています。もちろん、青田買いが好きとか、常に新鮮さを求めていて、であるラインを越えると別の俳優を応援し始める~というタイプも結構いるので、絶対ではないですが。とりあえず、上記にあげた、ハマる為の大きなポイント「俳優を好きになる」を、上手くいかせるのかなと思います。

 

・良き友となる。良き友を得る。

これ結構大きいかなあと。そして私たちファンが唯一出来ることじゃないかなあという。

 アニメ・漫画作品が舞台化される時に、そこそこ大きいジャンルだと、ファン発の「マナー講座」が出ます。大体漫画形式で丁寧かつわかりやすいものです。それはつまり、ジャンルの人たちも「2.5次元舞台に来る2次ヲタはマナーが悪いぞ」と言われていることを知っているし、出来るだけマナーを周知徹底しようとしている。でもなんだかんだマナーが悪い子は出てしまうんですよね。どうしても。

ただ一つ前向きに捉えると「観劇に触れてこなかった子(親・子供会などの地域活動・学校で連れて行かれることもなかった子)が、アニメ・漫画を通して、自らの意思でチケットを買い、劇場へ足を運んだ」わけで。それを「マナー違反はおかえりくださーい!!」ってぶったたいてしまうのはもったいないですよね。根本的に人様の迷惑を考えられない子は(人格まで矯正するのは無理なので)ともかく、ただマナーを知らなかっただけの子であれば、友人なり、近くにいる人なりが、声をかけてあげればいいのかなと思います。

マナーの話だけではなく。1作目は、原作があったから見に来た。次に舞台が見たい、あの人が見たいってなった時に、「何を見るか」でつまずく人って、案外いるような気がします。公演・出演の追い方が分からない、チケットの取り方が分からない…etc. そんな時に、誰か頼れる人がいると嬉しいです。舞台ファンの方は比較的、フットワークが軽く気の優しい人が多いので、そういう場面に行き会うと「何が見たい? 誰気になる? チケットとるよ?」とサクサク話を進めていってくれて、ありがたいなあと思っています。その先に恐ろしく深い沼が広がっていることはさておき。

そんなに深い気遣いが常に必要というわけでもなく。ただ、一緒に作品を見て、それについて喋ることの出来る人がいると、それだけで結構救われます。

そういう意味でも、誰かの良き友になれたらいいなと思っています。*15

 

という。ダラダラ書いてきましたが、まあ要するに、舞台楽しいから皆に見て欲しいし、見やすくなったらいいよね~的な話でした。

先にも引用したこちらの記事。

こちらを見るに、中の人たちもしっかりと前を見据えて、色々と動かれているので、このようないちファンの戯れ言などは、笑止千万かとは思いましたが。ファンの中でもこんな風に感じて、こうなったら嬉しいな、自分に出来ることは何かなと考えている部分もあるんだなと思っていただければ幸いです。

*1:5年も待つとは思わなかった

*2:ファン活動を行う対象作品を変えた、という意味。アイドルファン界隈の言葉である推し変や担降りに近いが、同人誌の発行などの二次創作活動を伴うことが多い

*3:舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER - 来て、見て、書いた。

*4:村井さんと同事務所の平野さん・加藤さん

*5:松下優也さん、ミュージカル『花より男子』メインヒーロー道明寺司

*6:西田シャトナーさんのTweetより。https://twitter.com/Nshatner/status/719915746453630976 ここにぶら下がっているリプライによると、manzoさん発案。

*7:それ同人誌で読んだ~むしろ書いたわ~~って思うくらい王道だけど、実際に公式が作ったと思うと尊くて拝まざるを得ない

*8:このDMM先行(版権者先行)の電子チケット(tixii boxを使用)も手間や譲渡の難しさなどで、転売屋が比較的寄りつかなそう…という理由で選んで、実際に当たっているのがなんとも…読みが当たったから当選したのかは分からないですが

*9:山西さんのTweetより。https://twitter.com/tranta_/status/718394738051690496 結構前後が長い。大切なことをお話しされてるので好き

*10:実は2.5次元系が全て完売御礼、満員御礼かといえば、決してそうではなく。3月は特に、公演期間ダダ被り半端ない週が多かったこともあり、かなり人が分散していて、席が埋まらない公演が多かった印象がありました。採算ボーダーに行ってるのかどうかは知らないですが。

*11:といってもFCもあるし純粋に統一されているわけではない

*12:そしてネットの台頭により現地にいるダフ屋がいなくなったかというと、そんなことはないのであった…。ライブ会場とか普通にいますし、舞台でも、一度シャンテのクリエ側出口で声をかけられたことがあります

*13:今ちらっと見たら、某歌舞伎は40万でした

*14:帝国劇場『1789 バスティーユの恋人たち』CD予約

*15:誰にでもいい顔をしたいってわけではないので、合わない人には合わせないけど