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来て、見て、書いた。

自ら足を運び目にしたものを書く方向性。

RENT レポ

舞台 村井良大 感想

イベントに合わせて、無配ペーパーとしてレポをまとめたので、そちらの文章と画像を載せます。文章は今アップするのに合わせて、若干手直ししたりしている為、ペーパーのとはちょっと違うものになっています。

 

制作発表

6月8日、新宿BLAZEにて開催。オーディエンスの募集が100人だったところ、3200人の応募があったとのこと。平日にも関わらず集まったキャストファンやRENT HEADS、そしてプレスの熱気が感じられました。

歌唱披露はキャストほぼ全員の18名によるSeasons Of Loveと、マーク役の村井さん&ロジャーのダブルキャストである堂珍さん・ユナクさんの3名でのWhat You Own。ダブルキャストが同じ舞台上にあがることはない為、ここだけでしか聞けない歌声でした。

はじめは緊張していたという村井さん。しかし実際のステージにあがり、熱い視線を注ぐ観客の前で、ファミリーと共にパフォーマンスする内に、生き生きとした表情を見せるようになっていきました。他のキャスト陣も同様に、伸び伸びとした様子が見られました。

その後の質疑応答ではRENTという作品に関わるにあたっての意気込みなどを回答。

IVANさんの仕種の可愛らしさに、堂珍さんをつつきながら「可愛い! 可愛い!」と言った村井さんと、照明が突然消えてしまった際に「消えちゃった!」と言った村井さんが可愛かったです。

 

各キャスト感想(主観たっぷり)

現在私は、4公演観劇。ロジャー:堂珍3/ユナク1、ミミ:ジェニファー3/Sowelu1、コリンズ:TAKE3/加藤1、エンジェル:IVAN3/平間1、モーリーン:ソニン2/上木2という感じです。各1回のみの方は若干記憶があやふやな予感がします。

村井マーク

主役にして主観、でも物語の主軸じゃない傍観者。そんなスタンスを地でいく村井マーク。一人だけ独り身・HIV陰性のまま、皆の物語を俯瞰して見つめ、記録していく姿に、優しさと孤独を感じます。

真っ直ぐで、笛の音ように張りつめた感じもある声はそのまま生かしつつ、彼自身の芝居のスキルを乗せ、意志を遠く届けるような歌唱が好きです。初日は堅さも見られましたが、段々とほぐれて、舞台全体を楽しんでいるような様子も見られました。17日夜には、ユナクロジャーに触発されて、カーテンコール時に投げキッスのサービスも。

個人的な見所は、Tango MaureenとWhat You Own.相手との呼吸の合わせ方が心地よい。Santa Fe終盤の、コリンズの「草原には…プレーリードッグ」の台詞に反応して、ちょっとだけプレーリードッグのポーズ(Yeahに合わせてサムズアップかもしれない)するのも可愛い。人との関わり合いの中での芝居に、グッときました。

堂珍ロジャー

見た目がロッカー。歌唱パフォーマンス時の魅せ方が上手く、格好いいです。村井さんとは、過去数度競演した仲だけに、ルームメイトとしてのマークとロジャーの間柄が自然に出ている感じがします。RENTの所で、お互いに過去の残骸(シナリオとポスターの紙屑)をぶつけ合ってるのが好きです。敏感で躁鬱傾向? 感情が爆発するような所が、歌唱のインパクトとよく似合っている。ミミとの出会いと、新しい恋への怯えの中に、ままならないことへの怒りも感じました。Another Dayの感情の高まりも良いです。Wミミとのサイズ感も可愛い。

個人的な見所は、Your Eyesの「ミミ!」の声。切なさが、声の強さに支えられて、刺さるように響きます。

ユナクロジャー

繊細でセンシティブ。丸めた背中のシルエットがとても美しく、過去の悲恋を感じさせます。日本語歌唱でミュージカル出演という難しい状況にも関わらず、ファミリーと暖かな関係を築く中で、自分なりのロジャー像を作り上げているようです。マークとは、互いに思い合いつつも、気遣いがすれ違っている感じが、Halloweenとその後のやりとりでのマークの寂しさにも繋がっていていいです。ミミとの出会いでは、傷つきやすい、心の脆さが現れていて美しく、拒絶を受けながらも惹かれていくミミの気持ちに共感します。Christmas Bellsでミミに声をかけるところの、ちょっとためらいがちな所がまた可愛い!

個人的な見所は、One Song Grolyの切なさと切望。優しいけど力強い気持ちのこもった声が、心にしみるようです。

ジェニファーミミ

豊満ボディのラブリーキャット。ダウンタウン一のお尻は伊達じゃない。ユナクロジャーと組むと、体格や性格の違いがお似合いで可愛いです。Light My Candleでグイグイ押してくる感じが、とてもセクシー。ポジティブなロコガール・ジェニファーさん自身の性格が、ヒスパニック系で奔放なミミのイメージに合っています。毛皮のコートにサングラスを合わせている時の姿もいい。Out Tonightの豪快なセクシーっぷりと誘いっぷりに、引きこもりのロジャーも惹かれるわ…となりました。

個人的な見所は、Goodbye Loveの全身全霊を賭けた愛の叫び。ここまで魅せた想いや体の全てを振り絞って訴える姿が良いです。

Soweluミミ

美しい細身の体から、焼けつくような激しいパッションを溢れさせている女性。堂珍ロジャーとの体格差が可愛らしく、手のサイズがパパと同じというのがリアルに感じられます。稽古時の写真では、日本人らしい顔立ちだなと思っていたのですが、華やかな化粧をしてお芝居をしていると、一つのミミ像を確立していて驚きました。体つきが華奢で、お芝居も繊細な部分があるだけに、死の恐怖に怯えて薬に頼る姿が、特に切なく見えます。Out Tonightの「見捨てないで」にぐっときました。

個人的な見所は、Light My Candleでの少しずつ距離をつめていく感じ。ロジャーだけでなく、彼女自身の心にも灯火、暖かさを求めている感じがセクシーかつ切ないです。

加藤コリンズ

上背があり、包容力のあるコリンズ。朗らかで多くの人と仲良くなれる印象。平間エンジェル・村井マークとの体格差が素晴らしい。Santa Feでマークにタバコ(マリファナ?)を与える所で、村井マークの後ろから腕をのばして、頭を越えて鼻先にぶら下げているのがとても可愛い。Take Me or Leave Me時に、コリンズがエンジェルを後ろから抱きしめているのですが、平間エンジェルだと加藤コリンズの腕の中にすっぽりと入っていて、死の運命に向かう彼女を大切にしている感じがあっていいです。声もとても優しく、I'll Cover Youでのエンジェルとの掛け合いには笑顔になってしまいます。

個人的な見所は、I'll Cover You(Reprise)。切なさが、水面を渡る波紋のように、静かに伝わってきます。

TAKEコリンズ

ファンキーでアナーキーなお兄さん。ヒールを履いたIVANエンジェルよりもやや小さめなのがいい。You Okay Honey?終盤で、エンジェルに「ノー、なんて、言わせない」と誘われ、恋をしてワクワクついていく感じがとても可愛いです。エンジェルを愛し、ファミリー全員を愛し、だからこそ、決別に大きく傷つけられる人。Halloweenで、騒ぐロジャー達に「今日だけは静かに」と怒る姿に切なくなります。そこでのSpiベニーとのやりとり「フェアじゃないから言うけど…」も切なさとコミカルさが同居していて好きです。

個人的な見所は、La Vie Boheme! エンジェルとのキスとBrother!も含めて、全体的にファンキーが爆発していて面白いです。

平間エンジェル

穏やかだけど、これまでの過去をにじませる笑顔に、人々への愛情深さを感じます。頭が丸くて白いウィッグがとても似合う。赤のドレスも愛らしく着こなしています。歌唱とダンスが卓越していて、Today 4 Youを、ヒールを装備したまま全力でやりきる姿にときめきます。体格や表情に少年らしい部分がある為、HIVに犯され弱っていく姿が、本当に痛々しくて切ないです。つきそうコリンズや、ドア越しに見つめるマークの姿も悲しい。

個人的な見所は、Contactのリフトシーン。白い照明に照らされ、白いシャツが透けて、この世のものでないような美しさなのに、Take meと歌う声は痛切で刺さります。

IVANエンジェル

明るく天真爛漫で、皆を笑顔にする天使。コリンズへの愛情も、エロスとアガペー両方を感じさせて、奥が深いです。上背がある上にヒールを履いているので、おそらく男性キャスト内最高身長?(Spiベニーも大きいですが)Today 4 Youでは、ドラァグクィーンとしての異様さ、美しさと、IVANさんの天性の明るさを魅せ、エンジェルそのもののように感じました。初日すぐは、キャラの声で歌うことに不安を感じましたが、次第に無理なく、自分らしく歌うことで、キャラクター性と歌唱力を両立させていっている感じがします。

個人的な見所は、You Okay Honey? そっと声をかけながら、段々と惹かれあう感じがとても愛らしいです。

上木モーリーン

赤毛の美しいモーリーン。ジョアンヌへ見せる媚態が可愛くてたまりません。Cristmas Bellsのラストで、バイクで乗り付け、ヘルメット片手に「ステージはどっち?!」と問いかける時の姿が格好いい。案外真面目だけど、理性的ではなく、開拓者精神に溢れた女性という印象。Take Me or Leave Meにジョアンヌへと訴えかける様子も、自由と彼女を確かに愛しているんだなと感じました。

個人的な見所は、Halloweenで「勇気を出して、I love you」とミミと声を合わせて愛を歌いあげる所。真っ直ぐな声が胸にしっかり届きます。(※ここは、ジョアンヌの感想を間違えて挿入しました…正しくは、Happy New YearやHalloweenでベニーに食ってかかるところ、です)

ソニンモーリーン

自由奔放で、周りを振り回したい放題なのに、愛情深い女性。Over The Moonでのパフォーマンスのリズム感がとてもよく、自然と見入ってしまいます。ムーを煽るのも上手く、ついつい乗せられてしまいます。La Vie Bohemeでマークと一緒におどけているのも可愛い。キャラクターとしてのパフォーマンスの一環でやっていると判っていても、ドキッとさせられることが多い。

個人的な見所は、Take Me or Leave Meで、しっかり者のジョアンヌと、自由なモーリーンが、互いに真面目かつ興奮しながら言い合うのが、声質にも合っていてたまらない。

宮本ジョアンヌ

ドクターマーチンとパンツスタイルの似合う真面目な女性。それでもモーリーンにめろめろな所がとても可愛い。ビジュアルが、肉質から髪質、眼鏡まで含めて「日本版ジョアンヌ」の自分の中のイメージにピッタリで好きです。低めだけど愛らしさもある、安定した声もいい。Over The Moonで「信じて飛ぶの」と低く繰り返す時の響きが、モーリーンの声にも、音楽にも合っていて心地よい。

個人的な見所:Tango: Maureen 背丈と声質が村井マークと似合う。ダンスも、どちらも情緒に流されるタイプのダンサーじゃない為か、カチッと決まっていて可愛い。

 

その他の方々

・Spiベニー:声もサイズも好き! 性格も、悪役一辺倒ではなく、皆への愛情や現実を見据えた眼差しが感じられてとてもいい。新井ウェイターに怒るところが面白い。

・新井スティーブ:真面目に生きてるゴードン・スティーブ*1。ライフカフェのウェイターも可愛い。声も聞き取りやすく、意味が伝わりやすい。

・千葉アレクシー:アレクシーの胸ふりふりがセクシー。街の人々の時のツインテールが可愛いくてポップだけど、声がしっかりさん。

・小林コーエン:マークママかな? 意地悪な西の魔女よ♪が可愛い。普段の青エクステを編み込んだのも顔立ちに合っていて美しい。

・MARU様:SOLソロでの輝きっぷりが半端ない。思わず拝む勢い。ホームレスレディの鬼気迫る感じも好きです。ステージ設営しているマークに何を話しかけているんだろう?

・奈良木様:やはりSOLソロで輝いていてときめく。ライフサポートの所長?の優しい声も好き。

・都乃さん:滅茶苦茶可愛くて声も好みなのですが、どのキャラクターか把握できていない…。

・岡本君:薬の売人など。「雪が降り出した」と白い粉を振るところが好き。Contactにて、ハガレンのアルの血印柄タンクトップを着用。

 

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初期チラシ(段ボール箱の上にタイトルを描いたようなデザイン)イメージで、クラフト紙に印刷…単に私がクラフト系の紙が好きなだけでもある。

*1:公式での名称はスティーブですが、どうやら新演出版(オフ版?)から、ゴードンの歌も同一キャストが歌うようになったそうです。真面目に生きてる!と言っているのがスティーブ? ライフサポートにもスティーブがいるけれど、別の方(恐らく岡本君)が名乗っている。ジョアンヌが話している弁護士のスティーブも別のキャラ

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