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最後のトリック 感想

感想 読書

 

最後のトリック (河出文庫)

最後のトリック (河出文庫)

 

 村井さんがびじぼ日記でオススメ?されていたので、購入した一品。一度仕事の都合で、読むのを中断してしまったので、昨日頭から読書再開。一気に、頭から最後まで読み切ってしまいました。

小説家の主人公の元に『「読者が犯人」という究極のミステリーがある。それをアナタに書いて欲しい』という不思議な手紙が舞い込み…という所から始まる物語です。日常描写+手紙の内容で頁が進んでいくので、派手さはあまりないです。合間合間に、超心理学(特にESP・テレパシー能力)を研究している教授との交流が描かれます。このおおよそミステリにはそぐわない、超心理学教授の蘊蓄に、不思議と熱を感じました。「読者が犯人」とありますが、日常・手紙・超心理学のコンビが淡々と続き、特に犯罪行為も発生しないまま終盤にいたるので、ここから何が起こるんだ…?!とドキドキして、展開やオチが気になって、ついつい読んでしまいました。

オチや「最後のトリック」「読者が犯人」については、驚きつつなるほどなぁ、という感じ。気になっていたことが分かるので、スッキリします。ただ、個人的にはミステリではなくSF枠(と、言うと、ネタバレになってしまいますが…)だなと思いました。久々に没頭して小説を読んだので、楽しかったです。