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来て、見て、書いた。

自ら足を運び目にしたものを書く方向性。

WASABEATS 2015

舞台

アミューズの事務所担の友人に誘われて行ってきました。

平間壮一君が結構好きです。再演ソウガのツムギを見て、初演の村井さんとは違うツムギの姿に驚いていました。そして、植原卓也君目当てに見に行ったALUCARDで、オルロック様のダンスに惚れました。そんな彼のダンスメインの舞台と言う事で、結構ワクワクしながら行きました。

多種多様なダンスで描き出される物語は、とにかく楽しかったです…!

天才気質で技に優れた平間君のキャラクターと、落第生だが友情にあつい千葉君のキャラクター。二人の相反するキャラクターが、忍びの世界の中で離れたり、再度手を取ったりする。プロット自体はシンプルですが、そこにハイレベルな、ダンスという表現手段が入ると、純粋に没頭して見てしまいます。二人が行なうダンスっぽい殺陣も格好良かったです。

鏡に見立てた枠の向こうで、平間君達の動きを鏡像として模すダンスがすごかった。比較的遠い席から見ていたのもあるのですが、見ているうちに、脳みそがただの穴の空いた枠を鏡と認識し初め、角度や状況によって、鏡像ダンサーが見えないことに、疑問を感じたりしていました。しかも、その時の平間君達の衣装が、身体のラインは見えないものなのですが、デザイン自体は左右非対称で…鏡像ダンサーさんの服も、きちんと鏡像として反転されたものになっていたことに、芸の細かさを感じました。

あと、プロジェクションマッピングが本当に丁寧に扱われていたのも素晴らしかった! ダンサーさんの動きに合わせて、光球が飛んだり、しぶきが上がったり…。側転で回転するつま先から、カラフルな色彩が零れ出すのが美しかったです。

アフタートークで、音楽から振り付けをする→その動きに合わせた映像を作る→小屋入りしてから更に立ち位置を合わせる、という丹念な作業をされていたと知り、職人芸に震えました。音楽と映像、そしてダンスが完全に一致しなければ、それだけで破綻してしまう演出を、果敢に、そして緻密に創り上げたWASABEATS CREWに感動します。

個人的に、舞台の「生身の人間が行なうという身体性」が好きです。大きくても200cm×50cm×50cmの中に収まる中にある、何十年の経験と感情を伴った肉体は、どんな物よりも大きな情報量と熱量を帯びている。そしてそれが、発声や運動によって主張を開始する時に現れる、不思議な存在感。それはどんなに書き込まれた戯曲よりも雄弁で、美しい。

ダンスで物語を描き出すWASABEATSは、身体性の美しさを強く感じさせてくれる、素晴らしい作品でした。

 

あとアフタートークで、初めて素の平間君を見たのですが…本当に可愛い人ですね……。

千葉君がジャッキー・チェンさんと出会った話をする際、話し出しの部分で、一人で笑い始めてしまったり、タオルを丁寧に小さく小さくたたんだと思ったら、左のお尻の下?あたりにしまい込んだり、自分の物ではないお水のボトルを「コレ僕のじゃない」と言わんばかりに、自分の椅子から遠ざけたり…ちょこちょこと、微妙に少女っぽい柔らかさのある動きを見せる平間君に、トキメキを禁じ得ませんでした。RENTのキャラショット?的な物で、ウエストに大きなおリボンの着いたジャケットドレスを着ていて、とても可愛かったのですが、中身まであんなに可愛いとは…。RENTの公演が楽しみです。