Tida-Tiger

好きなものだけ好きなだけ。

きみはいい人、チャーリー・ブラウン 11日夜アフタートークショー

っということで、追加されたアフタートークショー目当てに、初日マチソワぶりに行って参りました。

アフタートークショー開催

4/11(火)19:00の回公演終了後
村井良大高垣彩陽・古田一紀

シアタークリエ『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』アフタートークショー

本編は、なんだろう……初日から段々と役者さん達が熱を帯びていってるのを感じました。村井さんがちょうどブログで書いていたとおり、「日々進化」。歌声ののびも気持ちよいし、活き活きと、ちょっとハイテンションに子供達が生きているのが感じられる公演でした。関係ないけど、飼い犬と散歩している時に小学校低学年位の子供達が遊んでいるところにさしかかったら、その子達がわーわー犬だ犬だ!!と集まってきて、完全に包囲されたのを思い出しました。ワッてきてワー!ってなってわあーい!みたいな。でも各々に個性がある…。

あとアッキーさんスヌーピーが自由に…自由になっていました…。初日からして自由だったのですが、なんかもう、更にノリノリになっていて。今回の公演ではルーシーの髪を食べていたらしく、そんな細かい自由さを……?!となりました。

 

アフタートークショーざざっと。台詞風に書いている部分もありますが、別に書き起こしているわけでは無いので、こんな感じのこと言ってたな~~という感じに受け取ってください。口調とか絶対正しくない。

 

・MC役として登場する村井氏

 

・高垣さんと古田君を呼び込もうとするも、出てこない。どうやら有線マイクのコードが絡まっているらしい。
高垣さん「(マイクなしでも)いけそうな気がする!」
村井氏「(コードが伸びるところまで)行けるところまで行きます!」
??「鈴木さん(音響さん)がんばって!!」(高垣さんかな)
頑張って引っ張って無事着席。上手から村井氏、高垣さん、古田君の並び。

 

・ざっくばらんな村井氏の質問「公演が始まってどう?」
話の振り方が雑いと言われる。

古田君「楽しいですよ! いやでも楽しいばかりじゃ無いけど楽しい(?)」

高垣さん「やりたいとは思いつつ、4年ぶりのミュージカル。歌に踊りに芝居にとやることが多い! ミュージカルの俳優さんはすごいと思った」

村井氏「舞台って言うのは、どれもお客様がいて初めて成り立つものだけど、これはコミカルで笑いの多いものなので、ずっと、早くお客さんに見て欲しい!って思ってた。(高垣さん「稽古場でもずっと言ってたよね」)だからようやく見ていただけて、反応を貰って嬉しいです!」

 

・質問用紙登場。リアルに質問をまだ読んでない!と言う古田君。村井氏「終わってすぐ出てきてるからね」

 

・質問1「カンパニーのメンバーを家族にたとえると?」

古田君「はい来た~~」みたいなことを言う。

田野ちゃん:末の妹
古田くん:その上の弟
村井さん:長男(安定感)
あやひー:一番上のお姉ちゃん
みつさん:パパ
村井氏曰く「パパ感」。最年長なのもあり。
アッキーさん:ママ
ガールズ(田野・高垣)に「これいいから!」と、喉スプレーくれる。飯行くと真っ先に取り分ける。

末ずは何故かしばらく稽古後の逆立ちを日課にしていた。
村井氏「逆立ちって、どこに効果があるの?」
古田君「いや……判らないですね……」
古田君「逆立ちやろ~って田野ちゃんに言って、予定では俺が出来て、田野ちゃんは出来なくて、すごーいみたいな感じだったんですけど田野ちゃんも出来て(高垣さん「AKBだよ?!」)、後に引けなくなってずっとやってました。段々と回数が増えていって、1分間1セットを3セットやってたんですけど、田野ちゃんが「腕が太くなった気がする……」って言ったのでやめました(高垣さん「サリーの腕がムキムキ……」)」
そしてそれを見つめる高垣さん「若いなーと」

 

・質問2「世界が今日終わるとしたら何をしますか?」

劇中のサリーの言葉を引用してる質問。

古田君「やだ!!」「多分普通に過ごしますね。何か特別なことをすると、世界が終わるのが本当になっちゃいそうだから……だから、やっぱヤダ!!!」 だだっこかわいい。

高垣さん「家族と過ごしたい」「あと本番中なら、本番やりたい! 世界が終わるのがいつか判らないから、話がどこで終わっちゃうかわからないけど(「きみはいい人、ちゃーりーぶらッ……」で終わっちゃうかも知れないけど)、そんな日に劇場に足を運んでくださった方と一緒に楽しく過ごせるなら嬉しい」

村井氏「家族と過ごしたいというのは僕もそう」「あとラーメン食べたいですね。とんこつ」

 

・質問3「子どもを演じるにあたって、どんなことを意識しましたか」

良い質問来ましたね~!となる。一番話が広がりました。

古田君

「ライナスは作中だと目を見開いている事が多いから、稽古場でそういう表情を意識してやっていたが、演出の小林さんにNGを出された。原作漫画でしてるんだから、やっていいじゃんって思った。また最年少だけど、難しいことを言うというバランスにも結構悩んだ」
ルーシーとライナスが毛布の取り合いなどをするソファのセットに座り込み、苦悩していうることもあったらしい。そしてそれをこっそりと写真(しかも少しずつ近づいてアップになる)を撮る高垣さんと東山さん。
「子役のオーディションを追った番組を録画して見たけど、参考にならなかった。ああいうのに出てる子ども達は、出来上がっている(「大人の対応になれてる」みたいなことを言ったのは村井さんか?)」
「『ハイ! ~~です!』みたいな(ハキハキと受け答えする子どもの真似をする古田君)」

高垣さん

「動画サイトなどに上がってる、子どもへのサプライズ動画を見ていた。ハロウィーンのお菓子を食べちゃいました!って言うと『なんでそういうことするの~~~!!』って大泣きしちゃう。その振り幅を参考にした」

村井氏

「お姉ちゃんとお兄ちゃんの子ども、甥と姪と遊んだり観察した。姪が『捕まえてごらんなさい!』って言うから捕まえると『離しなさいよ!』と言われる。で、離すと、また『捕まえてごらんなさい』って言う。甥はそれに特に関わりなく、キックとかパンチを繰り出してくる。つながりがない。あと子どもは頭が重くて、動きのバランスが悪い。チャーリーもそれを意識して、ぶらぶら歩いている」

ピーナッツ作品全体の話として。スヌーピーは良く動いている描写があるけれど、子ども達の視点から、彼らの様子を描いているからか、子ども達はそんなに動いていない。また、達観したこと、難しいも言う。ベートーベン・デイ(多分)では、村井さんがはしゃいだ芝居をしたところ、演出さんから「チャーリーはそこまでいかない」というような指摘が出たり。生きた子どもらしさと台詞、キャラクター性のバランスが難しい。

 

3つ目の質問で終了。それぞれに挨拶。村井氏が冒頭とラスト両方で「お足元の悪い中……」と言っていて、妙に確かにそうか…となりました。

 

個人的な感想。

子どものバランスの悪さを意識して…というのを聞いて、うわーやっぱこの人好き…すごい……!となりました。実際見てると、そんなに気付かないんですよ! ぽってぽってと、チャーリーらしい歩き方してるな~って感じで。ことさらに「子供じみた」…というより、「大人から見た子どもの未成熟さ」を強調した芝居では無くて、とても自然。言われて改めて、確かに!となる。そういう、自然への細やかな視線と、それを再現する努力と能力を持った村井さん、本当に好きだなあ……となりました。おしまい。